キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

これから事業するなら必ずやろうと決めている7つのこと 1〜3

いろいろと、現場をまわっていろんなことを感じて、自分のたちあげた事業もふりかえって書いてきました。その
 
まとめとして、もしもう一度チャンスがあったなら、必ずやろうと決めていることを書きたいと思います。
 

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1.現場にでて考える。
 
事業のアイデアは現場で探したい。あるいは確かめたい。世の中の人や現場の人の困りごとはなにか?自分のアイデアは 役に立てるか?それを現場に出て、具体的に困ってる人、役に立ちたいと思ってる人の姿かたち、生活をみて考えたい。そして、その人たちが喜んでいる姿をリアルに想像ができるかを確かめたいと思います。
 
思えば、今成功しているビジネスってほとんどがそんなビジネスです。
 
たとえば、メルカリ
 
いらなくなったものを捨てるのも嫌だし、どうせなら誰かが使ってくれて、それでちょっと儲かったら言うことなしって思ってる人たちの気持ちにこたえる。
 
ネット上でフリーマーケットみたいなふれあいもあり、そこにはやってる人の笑顔がある。
 
たとえば、ショールーム
石原さとみさんとの交際で話題になった前田さんが提供している動画配信アプリです。
 
動画アプリで、誰かに自分ががんばってるってことを知ってほしいと思ってる人とそんな人を応援したいと思ってる人をつなげてる。
 
バーチャルではあるけれど、投げ銭という形で人の応援する気持ちが見える化されて、がんばってる人も応援してる人もちょっと元気になれる。
 
そんなふうに、
 
世の中の人や現場の人の困りごとや思いを見つけて、それをビジネスにする。
自分が出会ったベンチャーの社長さんもそうでした。
 
小さい困りごとでも、そんな思いをひろえば、それはりっぱなビジネスになる。そんな時代になったことはとてもすてきなことだと思います。
 
2.高い志をたてる。
 
何をビジネスにするかを決めたら、高い志をたてたい。
 
 
日本一になるとか、世界一になるとか、社会を変えるとか、でっかい志、野心をもちたいと思います。
ちょっと道化者に思われるくらいがちょうどいい。
 
もうこれでいいとすぐにならないような、ずっとあきらめずに目指し続けられるようなそんな志をもちたいなと思います。
 
3.いきなり大勝負せず、小さな成功からはじめる
 
いきなり全国展開はせずに、まずは小さくはじめて成功する形をしっかりつくりこみたい。
 
思ったとおりには絶対いきません。だから、小さくはじめて、何回も何回もやることを修正しながら、大成功の苗をちゃんと育てたいと思います。
 
毛沢東の農村革命も、キング牧師公民権運動も、みんなそんなふうにして小さな成功が連鎖して、世の中が変わっていきました。
 
そんな小さな成功からはじめたいと思います。
 
いつもの1000文字になったので、この続きは明日。
 
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なぜリアリティは現場に行かないとわからないのか?

見つけた現場のリアリティをいくつか書いてきました。
 
今まで書かなかったちょっとしたビックリもまだまだあります。
 
掃除するヒマがあったら、仕事しろっておこる整備工場のおじさん。
 
コーヒー飲んでく?ってすごく元気に言ってくれる工場のおかみさん。コーヒー入れてくれるんだけど、待ち合いスペースがないからなんと立ち飲み。それでも、おかみさんが元気だから、コーヒーがすごくおいしい。
 
もうやってられないよ〜いずれつぶれるよ〜やめたいよ〜とグチりながら、整備工場のためにがんばっている部品商のおやじさん。
 
タイヤはめ替えにプライドを持って、ピカピカにはめ替えの器具を磨いている茶髪のおにいさん。
 
ほんとにいろんな現場があります。
 

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でも、なぜ現場のリアリティって行かないとわからないのか?なぜ頭で考えることと現場はちがうのか?
 
それは人は頭で考える理屈どおりには動かないからだと思います。
 
そもそも人間の本能はこわれています。
 
以前書いたとおり、人は生まれてから子孫を残せるようになるまでに15年くらいかかる。その間に、子孫を残すという自然な気持ちを忘れてしまいます。だから、そのための性欲をつくらなければならない。
 
そのため、人は幻想をつくりました。人は裸を見たら興奮しますが、もしこれが動物の本能なら、すべての動物は興奮しっぱなしです。
 
なぜ、女性は髪をのばすのか?スカートをはくのか?ビジネスマンはネクタイをするのか?服には襟がついているのか?
 
なんの理屈もありません。
 
当たり前だと思ってることも実はなんの根拠もない。頭で考えてもわからないことばかりです。だから、現場に行かないと現実はわからない。
 
一方、現場に行くのはめんどうくさい。頭で考えていることと現実がちがうとわかるのは、企画のやり直しになったり、自分が間違っているということがわかるので、あまり心地よいことではない。
 
それが現場に行くことをなんとなく後回しにしてしまう理由なんではないかと思います。
 
以前、志の話を書きましたが、美しい志には、野心や虚栄心やどん欲さといった気持ちが含まれています。
 
現場は理屈では割り切れない人間らしいことに満ちている。
 
人が人にするのがビジネス。世の中、あたまで考えるきれいなことだけではない。だから、現場に出ないとビジネスはうまくいかない。
 
だから、現場に出て考えるビジネスはおもしろいし、成長させてくれる。
 
大きくなっても現地現物を大切にし続けるトヨタはなぜ強いのか?その強さの理由をあらためて感じました。
 
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見つけた現場のリアリティ その5 いまも電話が主役

ネット社会が浸透してきて、自分なんかは本や生活用品の買い物はほとんどAmazonで買うようになりました。
 
大好きな音楽もサブスクリプションで聴くようになりました。家にはちゃんとしたオーディオがあって、音にもこだわって聴いていたのに、その気軽さと安さに負けて、今ではすっかりApple Musicです。
 
電話をかけるなんてレストランの予約をとるときくらい。
 
ホリエモンさんは電話をしてくるやつとは仕事をしないそうです。
 
なぜなら、電話は自分のリズムをくずすから。
 
今どうしても話さないといけないことならわかるが、そうでないならメールで連絡すべきだとホリエモンさんは言います。
 
メールなら自分のすきま時間を使って、自分の都合で効率よくチェックすることができる。電話は自分がやってることを中断しないといけない。全部電話だったら、時間もすごくかかる。電話する方はそこで伝わったことが確実だから安心するかもしれないがそれは自分勝手だというのが理由です。
 
自分は待つのがきらいで電話のコール音を聞きながら相手が出るのを待つのがあまり好きではありません。だから、CSのためコール二回以内でとることを会社では徹底していますが、通話中のときもあります。コールしても誰も出なかった時や、かけてもつながらなかったときは、ほんとにいやです。だから、電話はほとんどしません。
 
でも、今、修理工場さんをまわると電話が主役なんです。まだ。電話で部品を注文します。
 

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たとえば、
 
「15年式のアクアのオイルフィルター持ってきて!」
 
そんなふうに注文の電話をします。電話をうけたら、
 
「ありがとうございます!次のトラック便にのせますね!」
 
なんて愛想よくおこたえします。
 
もし、電話をしてすぐ相手がでてくれれば、メールをするよりこんなやり取りですむ電話の方が簡単です。工場だと手が汚れてたりして、メールもしずらいかもしれません。しかも、そこにはメールにはない人と人とのふれあいが感じられます。メールなどによるオーダーシステムの開発をする人がいなかったという理由もあるかもしれません。
 
だから、電話からはなれられない人たちもまだまだいっぱいいる。これもまた現実。
 
世の中、これからバーチャルとリアルの境い目がなくなるとか、バーチャル、デジタルのコミュニケーションとリアルなコミュニケーションが逆転する言われています。
 
たしかにそうなっている人はいる。これからそういう人は増えていく。でも、そうなっていない人もまだたくさんいることを知りました。
 
ぜんぶメールでというホリエモンさんの考え方は効率第一主義。一刻も時間をムダにしたくない。そういう考え方。
 
でも、そんな効率ではないことに、案外人って心ひかれるところがあるし、バーチャルはなんだか信じられない人もいる。
 
ネットか電話か?リアルかバーチャルかという二者択一なのではなく、今はまだ使う人や用途によって、どっちもありというのが正解なのでしょう。問題はその割合に応じていかに仕組みをととのえるか?
 
いまだに電話が主役の世界がある。これも見つけた現場のリアリティ
 
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見つけた現場のリアリティ その4 小さな整備工場がつぶれないわけ

整備工場をまわると自分の敷地で、家族で経営している整備工場が結構あります。
 
そこは、販売店みたいに、きれいな工場で標準作業にもとづいて、45分で車検をやる。そんな高効率な工場ではありません。
 
工場によっては、結構年をとった整備工のおじさんがゆっくりと整備しているように見えます。
 
4Sもあまりできていない。事務所も工場の一角に雑然とある。
 
なぜ、小さな整備工場はつぶれないのか?ここからは、かってな想像ですが、
 

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整備スピードが遅くて効率悪いから、整備できるクルマの数が少なくなる。品質だって安定しない。競争に負けるのではないか?
 
でも、現実はちがう。つぶれない。
 
人生の勝算という本があります。 
人生の勝算 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

人生の勝算 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

 

 

石原さとみと付き合ってることで話題になったネットベンチャー起業家の前田さんが書かれた本です。その本に書いてあったのですが、
 
シャッター商店街になっても、最後までつぶれずに残る商売がある。それは何か?
 
それは、おばちゃんママが一人でやっているスナックなんだそうです。
 
それはなぜか?
 
そのお店は一階がお店、二階がおばちゃんママの自宅。だから、
 
お店の家賃がゼロ。
 
そして、スナックで出すものといえば、おかきとか豆といった乾きもの。調理の必要はありません。保存がきくから、捨てることもない。
 
乾きもののスナックだして水割りつくって、一人3000円。
 
そういうシャッター商店街の街には、年金生活してるようなさびしいおじちゃんは結構いて、そういう
 
お客さんが常連でつけば、収入は安定。おばちゃん一人が暮らしていく程度の収入はできます。
 
さらに、そういうお店で流行る条件があるそうです。それはママが少しだらしないこと。
 
閉店時間の頃になると、一緒にお酒に酔ってベロベロ。そんな
 
ママを手伝ってあげるのが常連さんにとってはとてもうれしいんだそうです。
 
そんなふうにしてずっとつぶれないお店ってあって、そういうお店が地域の人の集いの場所になっているわけです。
 
自宅家族経営の整備工場もこれとよく似ているのではないか?
 
自宅兼工場で、なじみのお客さんのクルマを丁寧に安くで整備する。なじみのお客さんからは感謝される。
 
そうやってすごく儲かるわけではないけれど、安定したビジネスをして、贅沢ではないけど、すごく貧しくもない、いい暮らしをしている。
 
そんなふうにして、クルマ社会はささえられている。
 
むかしに書いた行列のできる小さくて、ちょっときたない中華料理屋さんにも少し似ているなと思います。
 
これが見つけた現場のリアリティ。
 
世の中は、いろんな人がいろんな仕方でいろんな人の役に立ち、社会をかたちづくっているんだろうと思います。
 
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見つけた現場のリアリティ その3 真っ黒な手をしたエンジニアおじいさんの笑顔

お取引先にもう70才をこえる現役サービスエンジニアのおじいさんが経営する結構大きな整備工場があります。
 
10代から自動車整備をやっておられるので、整備工一筋50年以上。
 
今は2人の息子さんと何人かのエンジニアを雇って、大きな整備工場を経営されています。
 
お会いしたおじいさんはとっても元気。おじゃましたときは、お約束をしていたのですが、おられません。工場のどこかに行ってどこにいるかわからないとのこと。事務をされている奥様によれば、何か思いつくとじっとしてることができずにすぐどこかに行ってしまうそうです。
 
そんなおじいさんが帰りがけに登場。
 
おじいさんはニコニコして、よごれたつなぎを着て、手は真っ黒でした。
 

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サービスエンジニアの手はオイルで黒くよごれます。販売店のエンジニアの手も汚れていますが、
 
おじいさんみたいに手が真っ黒になってるサービスエンジニアは初めて見ました。
 
とにかくお客様のために労をいとわずクルマを整備する。
 
昔は2万キロでエンジンがダメになった。それをバラしてなおしていた。
 
初代クラウンのタクシーは、とにかく総点検。車検で新品同様にピカピカにしてたから、車検には3日かかった。
 
外でクルマがとまったから、なんとかしてくれと言われれば、どこへでもなおしに行った。
 
若いときは、朝の4時から夜の12時までクルマを整備してた。
 
日本のクルマの歴史とともに、クルマを整備し続けてきたおじいさん。大きな工場はおじいさんのほこりです。
 
この方もまたリーダーズの一人だなと思いました。
 
今は、大型車両やゴミ収集車やバキュームカーなどの特装車が整備の中心です。
 

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大型車両、特に特装車を短時間で整備してくれる工場はなかなかないそうです。専用のリフトや器具がいることはもちろん、特装車の部品の入手に時間がかかるからです。
 
その整備工場では、たとえばゴミを圧縮積載する油圧ポンプに使うゴムホースを、取り寄せに時間がかかるようであれば、ホームセンターでゴムホースを買ってきて、自分で切って使うそうです。
 
他のクルマの整備に使えるかもしれないということで、取り外した部品も捨てずに残しています。
 

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それぐらいのことをしてでも、お預かりしたクルマはできるだけ早く、正確に、お値打ちに整備する。
 
おじいさんが若いときから変わらず、このシンプルなことをやり続けて、今もお客さんがいっぱい。地元だけでなく岐阜や三重からも整備の依頼があるそうです。
 
そのおじいさん、もちろん大のクルマ好き。
 
倉庫には石原裕次郎石原プロが使っていたマイクロバスや、ロータスセブンがありました。
 

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そんなふうに、お客様に頼りにされ、笑顔で手を真っ黒にして働くおじいさんがいる。
 
これも見つけたすそ野がとっても広い自動車産業の現場のリアリティ。
 
ほんとにおじいさんの笑顔が素敵でした。
 
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見つけた現場のリアリティ その2 気がついたらダイソンの最新式のコードレス掃除機を買ってしまった件

コードレス掃除機を買おうということになりました。
 
二人暮らしだし、奥さんも働きだして時間もないので、手軽に掃除ができるコードレスいいねということで、ネットで調べてみました。すると、人気のダイソンが4万円程度。よし、それならとにかく見に行こうということになりました。
 

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近くのエディオンに行くと、コードレス掃除機がいっぱいおいております。プレミアムスティック型、スティック&ハンディ型、そして、ハンディ型。各々数種類のブランド、10種類くらいの商品がおいてありました。
 
店員さんをよんで説明をきくと、
 
まず型の違いを教えてくれました。
 
ハンディ型とスティック&ハンディ型は安いのでいいのかと思ったら、吸引力がよわく、補助的にしか使えないとのこと。
 
メイン掃除機の買い替えを考えていたので、吸引力の強いプレミアムスティック型がいいということになりました。
 
次はプレミアムスティック型でどのメーカーがいいか?
 
ダイソン以外の日本のメーカーは安いし、先端のブラシ部分にモーターがついていて、軽く動かせたりするので、いいなぁと思ったのですが、なんと使える時間が10分程度とのこと。
 
ダイソンだと30分使えるということで、
 
メーカーはダイソンになりました。今度はダイソンのどれにするか?
 
旧型は42000円。しかも、お持ち帰りで3000円引きで3万円台で買えます。
 
ところが、説明をきくと、いちばんふるいやつは先端のブラシ部分に髪の毛などがからまる不具合があるとのこと。
 
その部分が改善されたものは7000円高い。だったらそれにしようかと思ったら、それより新しいモデルがある。
 
価格がさらに1万円高くなるけれど、使える時間が1時間にのび、クリーナーの構造も改善されて使いやすくなっている。
 
しかも、これも特別価格。よしっこれでと思ったら、さらに最新式がある。最新式は、そのモデルからさらに吸引力などがよくなっているが、価格がさらに1万円高い。
 
さすがにそれなら最新式でなくてもいいなと思いきや、店員さんが最新式のモデルにはエディオンポイントが10%つきますよと一言。
 
そうなると価格差は3000円。
 
それならそれでということになりました。
 
結局、4万円程度だと思ってみに行って、買った掃除機は7万円。そこからポイント還元されるので63000円。
 
1.5倍やんけ!と思ったけど、なんだか良いものをお得に買えた気分。
 
店員さんは何を聞いても、的確に答えてくれるし、お得に感じさせる仕組みもよくできていました。
 
そして、帰ってさっそく壁にダイソンのコードレス掃除機をとりつけて、う〜ん。なかなか良いと満足したのでした。
 
実は、これ最近読んだ選択の科学という本に書いてあったことそのものでした。
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

 

 

ブログで選択の話を書いていて、この本の題名を見つけ、書評を読んでも評判がよかったので読みました。なかなかおもしろい本でした。
 
その本には、人は選択ができないととても不満になる。でも、あまり選択肢が多すぎてもどれがいいかわからなくなって、かえって満足できない。
 
7つくらいの中から、選んでいくと結果、とても満足すると書いてありました。
 
掃除機売り場には合計30種類以上の掃除機がおいてありましたが、3つの型から一つを選び、3つのメーカーからダイソンを選び、ダイソンの6種類の中から一つを選ぶ。
 
しかも、そこにはエディオンポイント値引きというリピートの仕組みまで組み込んである。
 
それがついつい高いものを買い、リピーターになっていく現場のリアリティ
 
よくできた仕組みにやられました。
 
必ず学べることはある
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見つけた現場のリアリティ その1 団地の奥さんにクルマを売りまくるガソリンスタンドのイケメン店長

取引先に最近のびているガソリンスタンドがあります。そのスタンド、普通のガソリンスタンドではありません。
 
整備工場を別にもっていて、車検整備をバンバンやります。新車販売もしています。
 
では、どうやってそのスタンドは新車を売っているのか?
 

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新車はリース販売です。軽自動車が月1万円。
 
リースですから保険もメンテナンスも込み、1万円ポッキリ。ガソリンスタンドで買うので、ガソリン代も特別価格になります。
 
そこのスタンドの店長はさわやかイケメン。
 
最初はバイトでしたが、つとめてもう10年。働きぶりが評価され正社員に登用されて店長をやっています。お取引先訪問でおじゃました時も、「どうもぉ〜」と笑顔でさわやかな挨拶。
 
そのスタンドのとなりには大きな団地があります。そのイケメン店長、その団地の奥様方のアイドルなんです。
 
ここからははんぶん僕の想像ですが、
 
彼は今まではその奥様方から、車検整備の注文をもらっていたはずです。そして、今度は新車販売です。
 
そのアイドルイケメン店長がガソリンを入れに来た団地の奥様に笑顔でこういいます。
 
「いつもありがとうございます。実は、今度クルマを売ることになって。目標なんかもあるんですよね。
 
月1万円で人気の軽自動車が買えるんです。車検も近づいてきましたし、新しいNBOXどうですか?いま一番人気。いいですよ。」
 
団地の奥様は、ずっと頑張っているさわやかイケメン店長を応援してきて、バイトから店長になったことをとても喜んでいます。その店長の頼みです。店長をもっと応援したい。だから、
 
「いいわよ。買ってあげる。」
 
そう答えます。そして、イケメン店長、
 
「ありがとうございます!とってもうれしいです!」
 
と元気に喜んで答える。
 
こんな感じではないかと思います。
 
いろんな説明や見積りはなく、新車販売商談、完了です。
 
リースと割賦は同じだと思っていました。ちがうのは、車を借りて使用料を払うのか、車を買って分割で払うのか、契約の仕方がちがうだけ。なんなら、割賦だとボーナス払いが使える分、月々の支払いは安くてすむので、割賦のほうがいいんじゃないか?
 
でも、
 
売り方がリースと割賦とはまったくちがうことをしりました。
 
とにかく早い。
 
月1万円のモノですから買う方もそこまでこだわりがあるわけではない。標準的なものでいいわけです。
 
この店長、1年でNBOXを80台以上売りました。今度、スタンドの待合室をつぶして、新車のショールームをつくる計画だそうです。
 
これが見つけた個人リースで車が売れていく一つの現場のリアリティ。
 
モノからコトへとか、所有から利用へとかいろいろ言うけれど、おきていることはシンプルそのもの。
 
そして、今はAKB 48のようにアイドルは憧れの対象から応援の対象にかわりました。そんな応援消費の要素もこのスタンドのケースにはあると思います。
 
さらに、スタンドは今どこも儲からずどんどん減っています。そんな中で、必死に生き残りのためがんばっている。必死でがんばる人たちのパワーはすごいなとも思いました。
 
これも見つけた現場のリアリティ。背水の陣の人はすごい。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt