キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

「このままだと家が変になる。いい加減にして」メンタルになりかけてた自分を救った言葉。

主任になって、責任が大きくなり、大きなプロジェクトも担当するようになりました。
 
そうなると、忙しい。くわえて、その時の上司がとても厳しかった。資料の書き方、仕事の段取り、資料のくばり方、いろいろ教えてくれる方でした。
 
意外につらかったのは、資料のくばり方で、つくった資料を部内のたくさんの人に配る時、机においておくだけでなくて、すべて手渡しをしなさいと言われました。いちいち面倒くさいし、中には無愛想な人もいますから、手渡しするのがとても嫌でした。
 
後から考えれば、一生懸命やった仕事も資料をちゃんと読んでくれなければ成果はゼロ。くばる時に手渡しすれば、ちゃんと読んでもらえるし、資料の目的も伝えることができる。くわえて、配ってる自分も覚えてもらえる。
 
でも、そんな解説はしてくれません。ただ配りなさい!と怒られるだけ。そんなふうにしごかれましたので、つらいこともありましたが、自分の成長のためと思ってがんばっていました。
 
それが、仕事が一区切りついて、ホッとした時に、小さな仕事で怒られて、ついに気持ちが切れてしまいました。
 
それから、会社に行くのが嫌で、家では落ち込んだままの毎日。おはようの挨拶は元気がない。何を聞いても、あぁ〜とか、うんしか言わない。とうぜん、家庭も暗くなりました。
 
しばらくそんな状態が続いたとき、妻が言った言葉が、
 
「このままでは家が変になるわ。いい加減にして」
 

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なぐさめられるかと思ってたら、おこられました。でも、その時、ハッとしたんです。
 
そもそもなんのために働いてるのか?自分の人生のなかのプライオリティは何か?
 
それは家族だと思いました。一人目の子供ができたばかりで可愛いかったし。仕事は2番目か3番目。その仕事のことで、家庭が変になるとしたら、こんなバカバカしいことはないなぁと思いました。
 
それから、気持ちをきりかえて、その厳しい上司にもっととことんついていこうと決めました。自分が上司になりきるくらいになれば、怒られることもなくなる。そう思いました。
 
覚悟を決めて、仕事のいろんな状況でその上司がどう考え、なんて答えるかを考え抜きました。そうすると、その上司がなぜおこるのか、その理由もそれまで以上にわかるようになりました。さっき書いた資料を手配りするわけを気づいたのもその頃です。
 
結果、その上司からはほとんど怒られなくなりました。メンタルにならずにすんだだけでなく、能力も向上しました。自分の資料の書き方や段取りなどの仕事のノウハウは、ほとんどこの時教えてもらったことです。
 
どんなに落ち込んだところで、ずーっと誰かがなぐさめてくれることなんてない。ましてや救ってくれるわけはありません。結局、自分で乗りこえるしかない。逃げずにがんばって乗りこえた時、人は成長するし、厳しさにあるあたたかさもわかるようになるのだと思います。
 
必ず何か学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt