キムライフ

もらったものは次の人に渡す。トヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

人は魔法にかかる。世の中が変わるために必要なこと。

オート店からネッツ店に変わって、プロジェクトも一区切りつき、翌年1月ぼくは新しい部署に異動になりました。
 
部署を去るときの気持ちは、名前も看板も変わったけど、売店の売り方まではなかなか変えることはできなかったなぁという挫折に近い気持ちでした。
 
ところが、ぼくが変わった1月、ヴィッツが発売され、大ヒットとなります。
 
ネッツのビジョンで示したとおり、若い女性のお客様がわんさか店舗に来られるようになりました。
 
そこから、まさに大躍進が始まります。売店さんも、実際に若い女性がお店に来られるもんですから、そうしたお客様に対応したおもてなしや販促策をどんどん企画、実行されていきました。
 
そのアイデアの数々は、メーカーが頭で考えていたことを量でも質でも大きく上回るものでした。
 
その年の終わり、忘年会でネッツの時の上司とお酒を飲んでいる時、上司がぼくに言いました。
 
今年は魔法のような1年だったなぁ〜。
 

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長い会社生活の中で、ここまで販売店が様変わりするのを初めて経験して、そう思ったそうです。
 
最初に書いたように、自分には思ったように販売店が変わらなかったという思いがあったので、世の中がどうやったら変わるのか?中国の共産党革命、キング牧師公民権運動といった過去の革命や運動について調べていました。
 
世の中が変わるには   2つの要素がそろわないとダメだと思います。
 
一つは明確な夢、ビジョン。みんながそうなったらいいなと思う未来をハッキリさせること。
 
例えば、公民権運動であれば、黒人の子供と白人の子供が一緒に楽しく食事をするすがたです。
 
もう一つは、その夢を実現するために、みんなが取り組める具体的な活動があること。
 
公民権運動でのバスボイコットがこれに当たります。公民権運動は一人の黒人のおばあちゃんが、当時、黒人と白人のすわる席が分けられていたバスで、白人の座席にすわり逮捕されたことをきっかけに始まったバスボイコット運動で始まりました。この運動が拡がり、ワシントン大行進、公民権確立へとつながっていきます。
 
夢がなくては、頑張る気になれないし、具体的にどうすればいいかわからなければ、夢を信じることができません。
 
ネッツの場合は、それがそろったのだと思います。
 
ネッツのビジョンがあり、それを実現するためのクルマ、ヴィッツがありました。
 
だから、メーカーと販売店か夢の実現を信じて、心を一つに頑張ることができた。一人一人の何かが変わって、どんどん知恵がわき、カラダが動き出したのだと思います。
 
そして、ふりかえったら、こんなことなぜできたんだろう?と不思議に感じるような力が生まれました。
 
人は魔法にかかる。
 
必ず何か学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt