キムライフ

もらったものは次の人に渡す。トヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

「これから香川に帰るのか?」一人一人にちゃんと関心をもつ。それを伝える方法。

これも尊敬する役員の言葉です。
 
当時、営業の一年最後の仕事は、年間販売が確定したら、販売店に一年のお礼のファックスを送ることでした。
 
販売が確定するのは年末のお休みに入ってからなので、休日出勤をしなければなりません。そんなこともあって、担当は新人と決まっていました。
 
誰もいないオフィスに担当の新人と2人で出勤。お礼のファックスを送るのを見届けて帰ろうと思っていた時、電話が鳴りました。
 
役員からでした。担当の新人にかわるように言われてかわると、新人は何かを言われています。
 
どうやら、役員はお礼の文書が少し気に入らなかったようでした。でも、送った後なので直すことができません。そのことを新人は申し訳なさそうに説明していました。
 
ところがその後、しばらくすると、新人は笑いながら電話しています。そして、新人は電話を切りました。
 
不思議に思って、最後に何を話していたのか新人に聞いたところ、その役員はこう尋ねたそうです。
 
「わかった。直らないんだな。まぁ仕方ない。ところで、
年末おつかれさん。これから香川に帰るのか?」
 

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その人は役員でありながら、その新入社員のふるさとを一体どこで知ったのかわかりませんが、ご存知で、そう尋ねられたわけです。
 
すごいなぁ〜と思いました。
 
新人は自分のことをちゃんと知ってくれている、見てくれていると感じて、とてもうれしそうにしていました。
 
それはコミュニケーションのテクニックかもしれません。でも、人は一人では生きていけない動物です。そんな人間にとって、ちゃんと見てくれているとかんじられることはとても大事なことだと思います。
 
今、「The Culture Code 最強チームのつくる方法」という本を読んでいます。最強チームをつくるための法則は全部で3つあるのですが、その一つ目は「安全な環境をつくる」です。
 
その本によると安全な環境をつくるにはいくつかポイントがあるのですが、その一つが「自分のことを気にかけてくれている人がいる」ということを感じてもらうことなんだそうです。
 
あの時の電話、ちょっとした一言は、まさにそれだったと思います。
 
見ること、見てることをさりげなく示すこと、いや、さりげなくというか、それを自然にできる人はいいリーダーだと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt 
 
THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法