イアンソープは2000年シドニーオリンピックの水泳で5つの金メダルをとった大スターです。
上司が自殺した年の夏のオリンピック。その時の水泳決勝の実況が忘れられません。確か、古舘伊知郎さんだったと思います。
イアンソープが金メダル目指してデッドヒートを繰り広げている時です。アナウンサーはこう叫びます。
今ここで、一心不乱に金メダルを目指して泳いでいる18才がいる。
渋谷では、仲間と街角でたむろしている18才がいる。
どちらの若者も自分の居場所を探して懸命に生きている。
感動しました。
オリンピックの実況でめちゃくちゃ人生語ってる。たしかに、結局人って自分の居場所を探してるんだと思いました。
自分の居場所がなくなるかもしれないということが、人にとっては一番の恐怖なのかもしれません。
居場所がなくなったら、それこそ全部まぼろし、何を信じて生きていけばいいか、わからなくなってしまいます。
人には3つの居場所、認められかたが必要だという話を読んだことがあります。

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)
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一つは、生きてるだけでいいよと言ってくれる人。例えば、恋人。例えば、家族。
二つめは、一緒に遊ぼって言ってくれたり、夢や価値観を共有できるひと。仲間。友達。
三つめは、世の中やみんなの役に立ってると実感できる場所。実感させてくれる人。例えば、会社。
なるほどなと思います。カメラの三脚考えても、三つ足があると安定するし。
安全な環境をつくるのもリーダーの仕事という話をしました。
人にとって、会社は仲間を見つける場所であり、社会的に役立つすべを手に入れる場所でもあります。
その二つをちゃんと働いている人に提供するのは、いい会社、いいリーダーの条件だと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt