キムライフ

もらったものは次の人に渡す。トヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

トヨタの問題解決で人生を語ってみる ステップ4 真因をみつける。有名な「なぜなぜ」と現地現物

解決すべき具体的な問題と目標がハッキリしたら、いよいよ有名な「なぜなぜ」と現地現物で、真因をみつけます。
 
真因とは、それをなおせば二度と再発しなくなる原因。
 
なおしても再発する場合は応急処置。応急処置をして、問題が大きくなるのを避けながら、真因をつきとめます。
 
実は、有名な現地現物もここで登場です。問題点の場所に行って、じーっと見るのです。
 
例えば、クルマの工場は、一日900台クルマをつくるとすると、問題点の場所で一日900回、なぜ問題が生まれるのかを見つけるまで見ることができます。
 
トヨタの教え方で、工場にチョークで丸を書いて、一日そこで見て改善点をみつけるという教え方があります。
 
立っているだけで900回も繰り返される作業を見ることができるわけですから、何か改善点は見つかるわけです。
 
これが、頭で考えると、とても見つけることはできません。
 
なぜなら、現場には、頭で考えても想像できない事実がいっぱいあるからです。事実は小説よりも奇なりというやつです。
 
実際、現場に出れば、作業手順、部品の置き場所、作業環境、使っている工具、作業している人、温度、あげだしたらキリがないほど、いろんな要素があります。
 
これを頭で考えて出し切るのは難しい。だから、現地現物をしろということになるわけです。
 
過去には、作業する人の服装、ベルトのバックルがキズの原因だったということもあったそうで、こんなことは現場に出て見ないとまず思いつかないでしょう。
 
ベルトのバックルでキズがついてるとわかったら、つまり、
 
どのように問題が発生しているのかを見つけたら、そこから「なぜなぜ」が始まります。
 

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なぜ、その人は金属のバックルのベルトをしていたのか?
それは、金属のバックルをするとキズがつくのを知らなかったから。
 
なぜ知らなかったのか?
それは、それを教えなかったから。
 
なぜ教えなかったのか?
それは、金属のバックルをしてはいけないというルールがなかったから。
 
なぜ、なかったのか?車がかわり、作業姿勢が少し変わったことに気づかずルールを変えてなかったから。
 
こんな風に「なぜなぜ」を繰り返して、真因をつきとめます。
 
この「なぜなぜ」の時、注意しなければいけないのは人のせいにしないこと。人のせいにしてしまうと、人が変わると再発します。誰がやっても正しい成果を出せるプロセスをつくるのがゴールです。
 
では、工場のように見ることもできないし、一日何回も同じことが繰り返されることもない場合はどうするのか?
 
最近、ネットビジネスの成功事例をみると、トヨタ方式がずいぶん導入されています。
 
一見、トヨタ方式とネットビジネスというのは、リアルなモノづくりとバーチャルな世界で正反対に思えますが、ネットの仕組みはサイトを見ている人の行動がすべてデータで見えます。しかも、アクセス数がとても多い。だから、実は工場の現場に似ています。ネットビジネスとトヨタ方式は相性がいいのです。
 
でも、普通、営業などのビジネスのプロセスは目には見えないし、車の販売となると、お客様毎に考えれば、多くても3年に一回の頻度です。こうなると、トヨタの問題解決のように現地現物でなぜなぜを繰り返すのはかなり難しい。
 
そして、これが人生となると、つかみようもなく、しかも、人生は一度きり。
 
つらいとか悲しいという感情は、人が生きていくうえで問題を知らせるシグナルです。
 
そのシグナルに対して、どうやってなぜなぜを繰り返して、その気持ちをのりこえていけばいいのか?
 
悲しい気持ちのなぜなぜをせず、悲しさにおぼれてもいいことなんてない。
 
一人一人の人生は違うし、人生は目に見えないけど、人には言葉があり、助け合う心があります。
 
本を読んだり、人に会って人の話を聞いたりして、バーチャルな現地現物をいくつもすることはできる。
 
そうやって、悲しい気持ちが生まれる真因をさぐって、行動をおこすことはできます。
 
大事なことは考えるのをやめないこと。流されないこと。
 
このキムライフが、そんな風に誰かの役に立つといいなと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt