キムライフ

もらったものは次の人に渡す。トヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

先が読めない未来を示すために、リーダーがもつべき3つの座標軸

これからのOJTでは、未来を示し、語り、ともに未来をつくることを通じて、人を育て、自分も成長していかなくてはいけません。
 
だから、リーダーには、先がよくわからない時代に、新しい未来の方向を示す必要があります。では、リーダーはどうやって未来を信じればいいのか?
 
リーダーシップ研修で当時の人事のトップから、こんな話を聞きました。
 
リーダーになるには、自分の中に3つの座標軸を明確に持たなくてはいけない
 
1つ目は、時間軸。言いかえると歴史観です。
 
歴史の流れを理解して、今はどんな時代で、これから歴史はどう変わっていくのか?自分なりの考えをハッキリ持たなくてはいけません。
 
大河ドラマなんかを見ていると、とりわけ幕末モノ、例えば、西郷どん龍馬伝を見ていると、幕末のヒーローには、この時代の流れについての信念の強さがあったと思います。
 
二つ目は、空間軸。世界観、国家観です。
 
われわれは日本に生き、働いています。世界の中で、日本はどういう位置づけにあって、これからどうあるべきか?これもまた、ハッキリと持つべき軸です。
 
世界史を見れば、世界の中心は、中国や中東に始まり、ヨーロッパに移り、戦後、アメリカとソ連へ、そして、ソ連がなくなり、アメリカの時代になって、今、再び中国の時代になりつつあります。そのうち、アフリカの時代がくるかもしれません。
 
そんな移り変わりの中で、日本は何を強みにして、どう繁栄していくべきか、これから日本はどうなっていくのか、日本で働く以上、将来を描くリーダーとして、ハッキリとした考えがなくてはいけません。
 

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3つ目は、人間軸です。
 
あらゆることは人がすることです。人を動かすのがリーダーだとすれば、人は何のために生きるのか、働くのかについて、時代によって移り変わる価値観と変わらない価値観は何かについて、しっかりとした自分の考えをもつことが必要です。
 
時代を超えてしたわれるリーダー、西郷さんとか、アメリカでいえばリンカーンとか、彼らが今でも慕われる理由は、彼らが誰よりも人間を理解し、愛し、厳しさとあたたかさを持たれていたからでしょう。
 
前に書いたように、人は50代になれば、パーソナリティの勝負になります。この人についていきたいと思われる人にならなければいけません。
 
この3つの軸をしっかり持てば、不確実な将来に向けて、これから変わること、変わる大きな方向、変わらないことは見えてくる。仮に、自分自身が思い描くことができなくても、描かれるさまざまな未来の中で、確からしい未来を選んだり、判断したりすることはできる。
 
そうやって、自分なりの3つの軸をもち、忠実に生きて、みがきあげて、強くてしっかりした軸にしていく努力が求められると思います。
 
京セラを創業し、第二電電を成功させ、JALを復活させた稲盛さんの言葉ですが、
 
今日を完全に生きれば、明日が見える。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt