キムライフ・キムライブ

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仕事に必要な3つの英語力とは何か?それは、仕事に最低限必要な力だった。

仕事に必要な英語力とは何か?
 
言葉という仕事やコミュニケーションで最も必要なことが不自由になって、その後なんとか英語で仕事ができるようになった時、仕事やコミュニケーションに最低限必要な力とは何かに気づくことができました。
 
英語力をはかるのによく使われるのがTOEICです。僕も赴任前に英語の勉強をして、800点をとっていました。なので、最初は苦労しても、1-2ヶ月もすればある程度できるだろうと思っていました。
 
しかし、これが全く甘かった。TOEICでは日常生活に必要な力ははかれても仕事に必要な英語力ははかれません。
 
何となく仕事での英語が聞き取れるようになったのが1年後。ただ、何となくというのがミソで、日常会話はできても、仕事となると使えない。
 
例えば、否定形。notの発音が聞き取れない。すると、その人が賛成してるのか反対してるのかがわからないから、打合せでまったく発言できない。
 
結局、本当の意味でビジネスに必要な英語力がついたのは2年近く経ったときでした。
 
では、何ができるようになったのか。具体的には次の3つができるようになりました。
 
1)部下を叱って育てることができる英語力
 

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英語で叱るのには勇気がいります。そもそも異文化コミュニケーション教育でおどされている上に、正しい言葉を使う自信がない。
 
日本語のように言葉を選べないから、変な言葉を選んで、人間関係を損なうかもしれないと考えるとなかなか叱れません。
 
しかし、叱って指導できなくて、一体どうやって部下の人材育成ができるのか、部下の人材育成ができなくて、どうやってマネジャーができるのか。出来るわけがありません。
 
結果、不本意な仕事を止めることなく見過ごすことになってしまいます。
 
英語がヘタな日本人が叱ると、欧州の人から見れば、ちっちゃな子供が叱るみたいだったと思いますが、それでもいいから、とにかく叱る。叱ってまずいことを言ったと思ったら謝る。ぼくは、謝る覚悟を持って叱りながら、叱る力をつけていきました。
 
2)資料を書ける英語力
 
資料を書くには、相当の言葉の力がいります。日本語の資料を書くときには一語一語吟味して書きます。
 
この言葉を吟味するということが、英語でできないと資料は書けません。
 
また、通常の英語教育では教えてくれないのですが、どうやって資料のメッセージをつくるのか。いわば、新聞の見出しにあたる文章をどうやって書くのかがわからない。
 
資料を書いていても何か小学生の作文を書いているような錯覚におちいります。
 
自分で資料が書けないと、部下が作った資料のチェックができません。これまた、ちょっと違うかもしれないと思っても、自信がないので見過ごすことになってしまいます。
 
また、サポートができないから、自分のチームとして、資料の品質・納期に自信が持てなくなります。これでは仕事にはなりません。
 
ぼくは、英字新聞を購読して半年程度経ったとき、少し書けるようになりました。新聞の見出しやいい回しをとにかく勉強しました。新聞を読んでなければ書けるようにはなってなかったと思います。
 
3)外国人役員から1対1で決裁をとる英語力
 
最初の頃、一人で外国人役員のところに行けませんでした。
 
何を言っているのか聞き取る自信がない。ちゃんと受け答えできないかもしれない。そう思うと一人では行けなかった。
 
決裁を一人でとろうと思ったら、ポイントを簡潔に説明する、質問に的確に答える、時には説得することが必要です。
 
そのレベルの英語力となるとそれ相当の力が必要です。だから、役員のところに一人でいけない、皆ががんばった仕事を通せない。
 
しかし、一人で役員のところに行って話しをつけられない上司なんて会社としても、部下から見てもありえないわけで、そのありえない状態でもしばらく過ごせていたことが今から考えれば驚きです。
 
日本語で仕事をしていると、日本語が話せすのは当たり前。だから本当に必要な日本語力とは何なのか?は気づくことは難しいですが、
 
英語で仕事をすることで気づけた3つの力。日本語でもみがき続けたい力です。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt