キムライフ

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目上の人をうやまうことは日本の美徳なのか?

一般に欧州の人たちは日本に比べて、目上の人を敬うという気持ちがありません。
 
目上の人を敬うことは日本の美徳ですから、そんな日本人からすると、欧州の人は徳が欠けるということになります。
 
会社でも、年齢は基本的に関係なく上司のほうが年下ということは普通にあります。
 
日本に年上の人を敬う文化が根付いたのは儒教が果たした影響が大きいという説もありますが、欧州で働いていた時、全く違う見方に気がつきました。
 
それは、社会は上下関係がなければ成り立たないということです。
 
社会が集団として何かを営む以上、そこには必ず命令する人と従う人、考える人と実行する人、というように多かれ少なかれ上下関係が必要になります。上下関係なしでなにかを集団でやるというのはまず不可能です。
 
なので、何で上下をつけるのがいいか、社会は何かを選ばなければなりません。
 
ヨーロッパでは、その代表的なものの一つが国籍です。
 
ヨーロッパと一口にいっても、たくさんの国の集まりです。そのたくさんの国の中で、やはり、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの5大国が他の国々よりちょっと偉い。
 
実力勝負の結果、そうなっているだけかもしれませんが、マネジャーポストを見ても、この5大国の人がほとんどです。国で差別するのはおかしいように思いますが、実際は、国によって教育レベルや歴史が全く異なるわけだから、あながち不合理なわけではありません。
 
一方、同じ国籍、民族が集まった国、日本。そこで、上下の区別をつけるものといったら、年齢ぐらいでしょう。
 
年齢による実力差は、都道府県出身による差より、明らかに大きいと思います。最後、実力の甲乙つけ難いという時には、年上の人を尊重するという判断も合理的だと思います。
 
日本における目上の人をうやまう文化は決して美徳なだけでなく、社会運営の必要上、生まれたルールでもあると思います。
 
もし、それが純粋に美徳だとしたら、日本人は、今日本にいるお年寄りを、国籍に関係なく、日本のお年寄りと同じように敬っているはずです。
 

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でも、実態は必ずしもそうではないように思います。
 
そして、今、ネット社会になり、情報があっという間にすべての人か同じように知ることができるようになると、社会のカタチが変わり、そもそも昔ほど、集団に上下関係が必要ない時代になりました。
 
最近の日本、目上の人を敬うという文化がうすれていってますが、それもまた避けようのないことなのかもしれません。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt