ヨーロッパと日本では、ほんとに何から何まで逆なことが多いのに驚かされました。
車は左側通行か、右側通行か。
包丁やノコギリを押して切るか、引いて切るか。
トイレットペーパーのセットで紙を前に垂らすか、後ろに垂らすか。
「I love you」と「わたしはあなたが好き」という言葉の順番。
なかでも驚いたのが、誕生日に年をとった本人が会社にケーキを持ってくることでした。
誕生日を迎えた本人が、みんなへの感謝のしるしとして、会社にケーキを持ってきて、みんなにふるまうのです。
誕生日ケーキをもらって、ロウソクを吹き消す日本とは正反対。お祝いしてもらって、歌を歌ってもらって、ローソクを吹き消すのは楽しいですが、逆に誕生日ケーキをふるまって、生まれてきたことや日頃の感謝の気持ちをみんなにとどけるというのもいいもんだなぁ〜と思いました。
「どうぞ召し上がれ」と書かれたメモと一緒に置かれたケーキを食べた人は、ありがとう、おめでとうと本人に言ってお祝いをします。感謝をしめして、ありがとう、おめでとうという言葉をもらう。
もらうのもいいですが、あげるのもいいもんです。
とにかく、やれることはなんでもやってみるのが好きなので、いろんな逆のことをやってみました。
例えば、トイレットペーパーの垂らし方。
トイレットペーパーにはミシン目が入ってるので、前からトイレットペーパーをおして、後ろにたれる紙をまっすぐ下に押すようにひっぱると、これがとてもきれいに切ることができます。
前にたらすと、せっかくミシン目があるのに、ミシン目がないところで無理やり切ったりして、かえってキレイに切れないことがあります。
とは言え、今は前からたらしてますが(苦笑)
包丁を押して切るのも、固いものや分厚いものを切るときは、押して切った方がしっかりきれます。これは今でも、カボチャとか、ハムを切るときなんかは押して切っています。
ドアなんかも、ヨーロッパは押して開けますが、日本のふすまなんかは引いて開けるし、押す文化と引く文化の違いなのかもしれません。
なぜ、押すと引くの違いができたのか?いろんなことが逆なのか?その訳はわかりませんが、
当たり前にやっていることを、あえて逆にやってみる。見ていることを逆から見てみる。そうすると、意外に新たな発見があるものです。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt