キムライフ

もらったものは次の人に渡す。トヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

持ってないことの強さ。持つものの弱さ。ゼロから考える勇気。

大企業が事業を考える時、自分が持っているものをどう活用して事業をするかを考えます。
 
持っているものとは、お金、人、技術、取引先、グループ企業などです。
 
まず、上手くいってる企業のやり方を分析して、何をやるべきかを考えます。時にはコンサルティング会社に成功のポイントなどを教えてもらいます。
 

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次に、その成功要因を自分の持っているものでどう実現するか?を考えます。

 
自分たちの持っているものの良いところに注目して、大きな構想をたてて、我々には力がある!うまくいくはずだと想像をふくらませます。
 
そして、実行に移します。
 
しかし、これが実際は上手くいかない。
 
なぜなら、多くの場合、自分の持っているものは、今の事業にマッチしたもので、他のビジネスに必要な機能や能力を競争相手みたいに発揮できないし、お客様が必要とするサービスをニーズにそったかたちでは提供できず、
 
また、現場で働いている人たちには、今の仕事で身についた型のようなものがあり、新しいビジネスの動き方ができるかというと、頭で考えれば簡単なことでも、そう簡単にはできないからです。
 
その点、ベンチャーの人たちは何も持っていません。
 
だから、大きな構想なんて作りたくても作れない。まずは現場で見つけた事業のタネを自分の出来ることで、お客様が喜んでくれる形を考えてすぐ実行します。
 
そして、いったん始めたら成功するまでしつこく続ける。成功したら、次に拡げられることに着手して、また成功するまで続ける。そうやって、芋づる式に事業を大きくしていきます。
 
このベンチャーが事業を成功させていくプロセスは生き物の進化のプロセスとすごく似ているなぁと思います。
 
人間は、最初から今の人間を目指して進化したわけではありません。ただ、その時その時その場限りで一生懸命環境にあわせて変わった結果、今の姿になりました。
 
もし、他の動物がその人間を見て、人間になろうとして、その動物が持ってるもので何とか真似ても、決して人間にはなりません。
 
誰かが作り上げた事業を参考に、持ってるものでマネをして、その事業を成功させようとすることは、動物が人間になろうとするみたいなことだと思います。
 
うまくいくはずがありません。
 
何か新しいことにチャレンジする時、いつのまにかそんな風に考えてないかを常に振り返りながら、ゼロベースで何ができるか、何をすべきか考えることが大切だと思います。
 
それは、新事業に限らず、人の人生にもあてはまる気がします。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt