大企業とベンチャーの大きな違いの一つに不可能だと最初から思わないこと。いったん始めたら成功するまであきらめないことがあると思います。
二つのエピソードをご紹介します。
その案を広告代理店に打診したところ、答えは「ありえない」。
だけど、そこであきらめません。
その方は、何とか方法があるはずだと、直接ロナウド自身に会えないのなら、親戚・友人から会おうと、
伝手をたどって、数年かけて、親戚の方と会うことに成功します。
自分の事業や新製品への思い、夢を語り、ロナウドに是非出てほしいと一生懸命語り続けたそうです。
実はその方は長崎の離島の生まれで子供の頃はとても貧しかったそうです。そんな中、育ててくれた両親に恩返しがしたいというのが事業をスタートした動機の一つでした。
そして、ロナウドもポルトガルの離島のとても貧しい家庭に生まれました。小さい時は丸めた新聞紙でサッカーの練習をしていたそうです。お兄さんが働き始め、最初のお給料でサッカーボールをロナウドにプレゼントしてくれたそうで、それはずっとロナウドの宝物だったといいます。
ロナウドもまた家族への感謝の気持ちがとても大きく、その恩返しがサッカー活躍の動機の一つでした。
二人は、その場ですっかり意気投合、キャラクターになることが決まったそうです。
もう一つの話は国連エコドライブ会議を実現した話です。
この会社が国連でエコドライブ推進のための会議ができないかと考えたのが、今から数年前。
そこから、その方の紹介でいろんな国連の方と会い、エコドライブの必要性を訴え続けて、
数年かけて、国連の会議を実現されました。
ロナウドを起用するなんて不可能、国連の会議をするなんて想像もつかない。考えついても最初から無理と思って、違う案を考えるのが普通です。
大企業で企画している人なら、広告代理店に頼んでダメならすぐにあきらめて、自分で行動を起こすなんてことはしません。
頭で考えて、無理と決めつけてしまいます。
ベンチャーの人たちはそうしたいと思ったら、諦めることなく、とにかく実現に向けて行動をおこす。そして、成功するまで、粘り強くチャレンジする。
そして、時に不可能と思われることが実現してしまう。
新しいことは、どうなるかわかりませんし、今までの常識で考えても、夢には近づかない。ただ、自らの思うところを信じて、前に進む。将来をとにかく信じて、行動を起こす。そうした姿勢がもつことが運命を切り拓く。
それは、理屈で考えリスクをとらない秀才にはできない。ある意味バカにならないとできないことです。
ビジネスも人生も同じ。時にはバカと思われるくらい何かに夢中になることが何かを変えるのだと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt