新事業企画を担当していた頃、事業の立ち上げについて学ぶために、ベンチャー起業家の方に出来るだけ会うようにしていました。ベンチャー起業家の方の特に成功するまでのお話はとても感動します。そんな感動のベンチャーストーリーを時々書きたいと思います。
今回はミドリムシの話です。
ミドリムシは植物と動物の両方を兼ね備えた生物なので、大変栄養価が高いんだそうです。
そこで、大学の後輩とミドリムシの大量培養に挑戦、成功して今に至っていますが、その道のりは苦労の連続だったようです。
まず大量培養がなかなかうまくいきません。
微生物なので、すぐ死んでしまうからです。苦労の末、大量培養に成功しても、今度は
「ミドリムシを食料として買ってほしい」と言って営業に回っても誰も買ってくれる人がいません。
その状況が2年間続き、いよいよお金もなくなり、
あきらめかけて、最後にダメ元で訪ねた501軒目の会社が初めてミドリムシを買ってくれたそうです。
買ってくれた会社は伊藤忠商事。大手商社が買ったということで、以後、順調に売れるようになったといいます。
お会いした時の食事は、ミドリムシを使ったソースが使われた特別メニュー。味はあまりわかりませんでしたが、美味しくいただきました。
その方、ネクタイ、胸チーフ、カバン、財布、全部みどり色‼︎
そして、絶対にあきらめない強さ。
それにしても、こうした強い想いやねばり強さはどこから生まれるのか?なぜ、500軒も断られても、501軒目に行こうと思えたのか?
夢?志?性格?
その時はそう思っていました。もちろん、それもあると思います。でも、ベンチャーの方があきらめない強さを持っているのには、もっと大きな理由があることを、後日、ベンチャー起業家の方とお話しているときに教えていただきました。それは意外なことでした。その話は明日したいと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt