キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

明日つぶれるかもしれない強さ。つぶれない弱さ。

大企業にいると、どんなに100年に一度の危機だと繰り返し言われても明日つぶれるとは思えません。
 
トヨタは業績がいい時でも、常に危機感を持っている会社だと思います。
 
例えば、円高で収益が悪くなると、トイレの温風乾燥機は使用禁止になります。そこには、質実剛健な風土徹底のため、なんて貼り紙までされています。
 
だから、決して左うちわで油断したり、いい気になったりすることは決してありません。
 
でも、明日つぶれるかもしれないという危機感があるかとなるとないと思います。
 
その点、ベンチャー企業は違います。
 
 
ベンチャー企業の社長さんは、本当によく働きます。24時間仕事のことを考えて、常に何かにチャレンジされています。
 
以前、ベンチャー企業の社長さんに、なぜそんなに頑張れるんですか?と聞いたことがあります。
 
僕は、夢があるからとか、この仕事が好きだからという答えが返ってくるものと思っていました。
 
でも、答えは違いました。
 
答えは、恐怖心でした。
 

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最初の10年はカツカツの利益。10年経って、ようやく社員が約100人、利益が1億出るようになり、その後、軌道に乗り、今ではしっかりと利益がでるようになった。
 
しかし、もし大企業が本気でマネをして戦ってきたら、今の商品は全部負けてなくなってしまうかもしれない。
 
そうなれば、利益はなくなる。儲からないつらさはよく知っている。最後は倒産だ。
 
その恐怖心が常にあると教えてくれました。
 
その恐怖心は、事業がうまくいって、社員が増えれば増えるほど、大きくなるそうです。
 
だから、追いつかれないように、事業が順調でも開発の手をゆるめず、どんどん新製品を出していく。うまくいかないときのために、次の手をたくさん用意しておく。そして、何かあったときにはすぐ行動をおこす。
 
われわれだと、事業が少しうまくいかなくなっても、何が悪いのか分析して様子を見ようなんてなりがちですが、ベンチャーの人は、その兆候があれば、すぐに思いつく原因に対して手をうちまくります。
 
したがって、PDCAのスピード、回数が断然早くて多くなります。
 
そんな相手と大企業が勝負したら、どれだけ力を持っていたところで、負けることはある。桶狭間の戦いみたいなものです。
 
明日つぶれると思って、頑張る会社は強い。
 
それは、人も同じこと。ガンジーの名言があります。
 
明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt