キムライフ

もらったものは次の人に渡す。トヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

グローバル トップ オブ トヨタ

新車販売の周辺事業と新事業企画立ち上げを担当するバリューチェーン事業部を3年担当したあと、
 
トヨタ店営業部という部署を担当することになりました。
 
トヨタ店はクラウンやランドクルーザーを専売モデルにもち、全国49社、約1000店舗、年間販売台数は約30万台、一番最初にできたトヨタ車販売チャネルです。
 
トヨタ店営業部は、そのトヨタ店チャネルを担当する部署です。
 
自分は、前にも書いたとおり、売店に働く人たちを幸せにするのが天命だと思ってヨーロッパから帰ってきましたから、直接、販売店さんを担当できる部署に変わったことはとてもうれしいことでした。
 
ヨーロッパで働いていた時、国内営業について思っていたことがありました。
 
一つは、技術や製造、特に製造はトヨタ生産方式という日本のやり方が海外でも展開され成功しているのに、日本の販売の仕方は誰にも知られていなかったこと。
 
たしかに、販売はその国の文化や言葉にあわせて、その国に住む人たちの心を動かす仕事なので、グローバルに通用することはむずかしい。
 
それでも、まるで知られていないのは残念でした。販売店との関係づくり、お客様CSやサービスなどのバリューチェーンについては、海外にも通用するすぐれた仕組みが日本にはあったからです。なのに、特に英語の問題と日本人が自分たちを特別だと思い込みすぎて海外にひろまっていませんでした。
 
そして、
 
もう一つは、海外では販売台数はまだまだ伸びるのに、日本はもう伸びない。国内営業は営業でありながら、台数を増やすという貢献をすることができないということ。
 
では、これから国内営業は何で貢献すればいいのか?販売店とともにどんな夢に向かって頑張ればいいのか?
 
それは、日本の販売店が車を売るお店、車を整備するお店として、グローバルトップのお店になり、そのノウハウを世界に発信することではないか。
 
当時、トヨタ店は、最初にできた販売チャネルとして、日本のトヨタのトップを目指そうということで、トップオブトヨタというスローガンをかかげていました。
 
だから、それにグローバルをつけて、
 
グローバルトップオブトヨタ、グローバルでトップのお店にしよう。
 

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そのために、今まで諸先輩が築きあげてきた仕組みを最新のITの仕組みや新しい知恵で進化させて、現場の人たちがもっと笑顔になれるような、グローバルのお手本になるような販売の仕組みをつくることにチャレンジしよう。
 
これから、いつかはすべての国が経験するであろう自動車市場の減少にどう対応していくかを示せるモデルを作ろう。
 
それが担当した時に思ったことでした。
 
考えてみれば、このことは日本という国自体にもあてはまる気がします。
 
日本は人口も増えない、経済も大きくは成長しない。中国との格差は開くばかりです。そこで、日本は国際的にどう貢献していけばいいのか?それは、たとえば、少子高齢化などあらゆる国が経験するであろう社会問題にどう対処するのか?そのお手本を示すことではないかと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt