キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

風変わりな人々と出会い、いろんな人生の選択を知る。

大学では、軽音楽部に入部しました。学部は法学部でしたが、
 
大学時代はほとんどバンド活動をしてたので、京大軽音楽部卒業って感じです。
 
軽音楽部とその周辺には、ほんとに変わった人がたくさんいました。
 

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一流企業の就職が決まっていたのに、就職せず、お寺の娘さんと結婚して、お坊さんになったハゲ頭のソウルヴォーカリスト
 
ライフでは忌野清志郎みたいに、とてもワイルドでカッコいい先輩でしたが、奥さんが男みたいな人で、ライブが終わって奥さんと一緒にいるときは完全に尻にひかれておとなしくなってしまう人でした。
 
理学部に入って、三菱重工に就職が決まっていたのに、ミサイルや武器をつくる企業には行かないといって断り、もう一度、一年間勉強して、医学部に入った人
 
大学は一学年につき一年留年ができるのですが、医学部は6年通学するので、全部留年すれば12年通うことができます。
 
その人は塾の先生をしながら、20年近く学生をやっていました。部屋に遊びに行ったら、壁一面にレコード。いろんな音楽を教えてもらいました。レコーディングにも凝っていて、卒業するとき、バンドのテープを本格的につくってくれました。それは大切な宝物です。
 
ギターにロックンロールピアノにヴォーカルにとマルチな才能を持った先輩。
 
その人も長く大学にいすぎて、普通の就職はせず、テレビの制作会社につとめたあと、プロデビュー。今は佐野元春のバンドのキーボードをやったりされています。KYONさんという人です。ネットで改めて調べたらもう還暦。びっくりしましたが、自分ももう56歳だから当たり前です。
 
ほかにも、変わった人がいっぱいいたのですが、
 
一番印象に残っている人は同期で入部したロックヴォーカリストです。
 
入部すると、メンバーを探すためにみんなの前で自己紹介するのですが、彼はロックヴォーカルをするために大学に入りました!と自己紹介。
 
言うなぁ〜と思ったのを覚えています。
 
歌がうまいのはもちろん、トークやアクションなどステージパフォーマンスがめちゃくちゃ上手でした。
 
それ以上に
 
すごいなと思ったのは、常に自分のやりたいことに忠実にいきていたことです。
 
すごくいい感じでやっているバンドでも、自分のやりたいことが変わるとすぐバンドを解散してしまいます。
 
バンドを解散するのは結構勇気のいることです。次のメンバーがうまく見つかる保証がありません。僕は、それがこわくてできませんでした。
 
ところが、彼はすぐバンドを解散しては、新しいバンドをつくりました。そして、新しくするたびにいいバンドになっていきました。
 
そして、
 
彼はついにプロデビューします。ローザルクセンブルクというバンドです。彼の名前はどんとといいます。
 
ぷりぷり

ぷりぷり

 

 

ローザルクセンブルクというバンドは知る人ぞ知る人気バンドになりましたが、このバンドも1年で解散。
 
KYONさんも誘って、
ボガンポスというバンドを新たにスタート。
 
ずいきの涙?ベスト・オブ・ボ・ガンボス・ライブ・レコーディング
 

 

これもすぐに人気バンドへ。「魚ごっこ」「ポケットの中」「あこがれの地へ」など大好きな曲がたくさんあります。歌詞が素晴らしい。
 
「魚なんだから、うおうおうおうおうおうお〜名前ありまへん。それでいいや。うおうおうお〜遊ぼうよ。魚ごっこ」(魚ごっこ
「もらえるものは何もかもポケットの中に詰め込んで、自分一人が味方だぜ。楽しくやらんかい」(ポケットの中)
 
このバンドは9年続きますが、このバンドも解散。
 
ソロとなってしばらくして、37才で死んでしまいました。
 
ハワイに旅行に行って、楽しかったと言って寝たまま、次の朝死んでいたそうです。
 
自分は同期だったこともあり、勝手に彼と自分をよく比較していました。
 
なぜ彼はプロになり、僕はサラリーマンになったのか?
なぜ、彼は37才で死んでしまったのか?
 
彼がつくる曲と僕のつくる曲を比べたとき、そこまで差は感じませんでした。
 
一番の違いは生き様だと思います。
 
人は曲を聴くとき、曲だけでなくその人の生き様を聞いているのだと思います。ぼくの好きなジョンレノン、ボブディラン、みんなそうです。
 
そして、彼の常に今自分のしたいことに忠実に生きる生き様が彼をプロにしたのだと思います。
 
彼以外のたくさんの風変わりなひとたちにも、それぞれの生き様がある。
 
それは人それぞれの選択です。
 
僕は、風変わりな人たちのいろんな生き方を知った分、今の自分の人生は自分で選んだ、そういう気持ちになれました。
 
サラリーマンという選択は、風変わりではなく、とても普通でまともな選択です。生き様と言えるような生き方ではありませんが、自分で選んだんだと思って生きてきたことは自分にとってとてもよかったと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt