キムライフ

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なぜ最近の若い人はメンタルになるのか?体育会系の新入社員が教えてくれたこと。

最近、若い人が会社でメンタルになってしまうケースが増えています。だから、若い人にどう接したらいいのか悩んでるマネジャーも少なくありません。
 
採用では体育会系の大学生が人気です。体育会系であれば、縦社会の中で、厳しい練習にも負けずに頑張ってきた人だから、精神的に強く、頑張れるだろうというのが理由です。
 
昔、自分の部署に三人の新入社員、三人とも体育会系出身、でも、3人とも仕事で苦労して、メンタル寸前みたいになっていたことがありました。
 
それで、飲み会の時に思い切って聞いてみたんです。
 
体育会の部活動はしごかれるし、オフィスの仕事にくらべて、はるかにつらいと思うんだけど、今、結構つらそうにしてるよね?どうして?
 
すると、彼らはこう教えてくれました。
 

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部活動はたしかにつらかったけど、何を頑張ればいいかハッキリしていた
 
しかも、一生懸命トレーニング頑張って、実力で先輩を上回りさえすれば、しごかれることもなくなった。
 
でも、仕事では何を頑張って、何をできるようになればいいかがハッキリしていない。
 
仕事の正解はだれも教えてくれないし、すごく不安になる。
 
それに、部活動は一つのことに打ち込めば良かったけど、仕事は、同時に二つも三つも頼まれる。
 
どう同時に進めればいいかが難しい。
 
そもそも、部活動でしごかれるのは体力だけど、仕事でしごかれるのは頭です。
 
これが彼らの答えでした。
 
なるほどなぁ〜と思いました。人事にいたこともあって、メンタルになるケースはたくさん知っていました。
 
精神分析や心理学にも興味があるので、そもそも人が辛くなるときって、どういうときか考えます。
 
人は、自分は役に立っているのか?よくわからなくて、しかも、どう頑張っていれば役に立てるようになるのかわからなくなる時、つらくなるのだと思います。
 
また、就活競争に勝ち残ってはいってますから、まるで、ドラフトで採用されるプロ野球選手みたいにすぐ活躍しなきゃと思って入ってきます。
 
そこで、思うようにできない。しかも、どうしたらできるようになるのかわからないという状況にさらされます。
 
つらくなるのは当たり前といえば当たり前。
 
だから、新入社員や異動して苦労している人には、頑張りすぎはいけない。
 
すぐできるはずがない。そんな仕事をなめてはいけない。のんびり一生懸命頑張ればいい。そう言うことにしていました。
 
でも、一番大切なことは、そんな風に悩んでる人たちに、こうすればいいと明確にやることを示すことと、言ったとおりにしたときに、やっただけの甲斐があったと思わせる覚悟だと今は思います。
 
考えてみれば、昔、日本が高度成長していた時代は、何をやったらいいかハッキリしていたし、頑張れば報われることに不安はありませんでした。今の若いモンが弱くなったのではない。弱くなっても仕方のない先がわからない時代になったのだと思います。
 
昨日も書きましたが、今は、リーダーがよくわからない将来に対して、人から見れば道化に思われるほと、自分自身が強く信じられる未来を描かなくてはいけません。
 
それが、最近の若い人がつらさから抜け出すためにも、必要なことだと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt