キムライフ

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アメリカ海兵隊 参謀本部の心得。究極の妥協をつくる。

アメリカの統合軍や海兵隊は、空軍、海軍、陸軍が一緒になったクロスファンクション組織の軍隊です。太平洋戦争の時に大活躍しました。
 
太平洋の島々に攻めていくとき、海軍が陸軍を運ぶ。海軍が進む海や上陸する海岸を空軍が守る。それをアメリカは縦割りするのではなく、海兵隊というみんなが一緒に集まった特別な組織をつくって戦いました。
 
その海兵隊の各軍が連携して動く戦略、作戦を考える参謀本部には、参謀の心得といわれるものがあります。
 
これは、企業で複数の機能が協力して何か新しいことを進めなければいけないときの計画立案にとても参考になると思います。
 
参謀本部心得では、参謀本部
 
各幕僚の経験が結晶したような解決策。
個人的判断、見解、意見のちがいが譲歩されてできあがった究極の妥協をつくらなければいけない。
 
逆に、もっともいけないのは、同意をとるだけのための妥協で、それはさんざんな結果をまねくおそれがある
 
とされています。
 

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では、そんな妥協はどうやってつくればいいのか?
 
まず各軍は、自軍の意見に固執しないこと。
その一方で、なんでも同意しないこと。
 
特に、日本人の場合、各々の長を尊重して、議論を戦わせない。人の意見を聞かない。そして、長に恥をかかせなくないという気持ちで、妥協してしまうことが多いように思います。それでは、同意を取るだけの妥協しかできません。
 
妥協をつくる参謀は
 
客観的であること。
感情は抜くこと。
真実を追求すること。
多くの意見を聞き、極端をさけること。
問題点をはっきりつかむこと。
人物批判はせず、おせじもいわないこと。
正直かつ正確であること。
忍耐とユーモア。
熱中し、忠節をたっとぶこと。
変化に柔軟に、順応すること。
 
戦争において、作戦の失敗はたくさんの人の死をまねきます。それだけに真剣です。
 
そして、戦いでは何が起こるかわかりません。だから、あらゆる観点で、各々の必死の意見をたたかわせて、何が起きてもあわてず、すぐ動けるような作戦が求められます。
 
だから、みんなのもつ情報と知恵をいかした妥協が必要になる。
 
妥協というと、何か思いをつらぬかないマイナスのイメージがあります。
 
でも、みんなが思いをたたかわせ、あきらめることなく、各々の思いを理解し、うけとめた妥協は、まさにみんなの思いや知恵の結晶。最高の案になる。
 
今は、これまでのやり方がある通用しなくなり、新しい何かをつくりださなければいけないとき。そして、将来のために生き残りをかけた戦いを力をあわせてやらなければいけない時です。
 
そのためには、みんなが心を一つに取り組みことができる作戦、真剣で究極の妥協が必要だと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt