キムライフ・キムライブ

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表の努力と裏の努力で運命を幸運に変える。桑田真澄さんの講演で学んだこと。

巨人軍のエース、桑田真澄さんの講演を聞いたことがあります。お話もうまい、講演の合間に笑いもおきる、そして、何より内容がためになる。とてもいい講演でした。
 
「野球は素晴らしい、でも、同時に残酷。プロになれる人は年間75名(東大に入学する人は年間3000名)しかいないのに、平均引退年齢は28歳、結果を残し続けなければ、やめなければいけない。そんな厳しい世界で、どうやって野球を続けることができたのか?」そう言って、講演は始まります。
 

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桑田さんは、自分の人生を振り返って、一言で表すとしたら、それは「挫折」だとおっしゃいました。
 
では、挫折したとき、どう考え、どう乗り越えるか。
 
桑田さんは、それを「表と裏の両立」によって乗り越えたと言います。
 
最初の挫折は4月1日に生まれたこと。
 
早生まれです。学校に入ると、0点の連続、馬鹿にされたそうです。
 
自分よ長男も3月生まれ。小学校に入ると、5歳になったばかりの早生まれの子と、もうすぐ6歳になる子が同じクラスになります。それまでの人生の長さが5分の1もことなる子供が一緒に勉強したり運動したりするのですから、その差はとんでもなく大きい。
 
だから、桑田選手がそれで苦労されたのはよくわかります。
 
それで、桑田選手は勉強するのはやめて、野球に打ち込みます。上達して、小学校3年生のとき、地元の野球チームに入って、いきなりレギュラーチームに抜擢。
 
ところが、今度はそこで小学校高学年の生徒から猛烈ないじめにあい、野球をやめてしまいます。
 
そのままグレて、中学生になったとき、
 
母親から目標をたてろと言われて建てた目標が、PL学園、早稲田に入って、プロ野球選手になること。
 
母親には目標が大きすぎる、それでも目指すと言うのなら、今何をやるか考えなさいと言われ、なんと勉強を始めたそうです。
 
これが裏の努力。
 
野球とは直接関係はありませんが、やらなければいけないことから逃げない、何でも頑張るという決意から、がむしゃらに勉強を始めます。
 
そうすると、元々、まったく勉強ができなかったので、成績がどんどん上がる。
 
そこで、努力は楽しいということを学んだそうです。
 
表の努力、野球ももちろん頑張ります。
 
限られた時間の中で、小さな毎日の努力を一日も欠かさず積み重ね、中学野球大会でエースとして優勝、見事、PL学園に入ることができます。
 
表(野球)と裏(勉強)の両立です。
 
二回目の挫折は、清原との出会い。
 
意気揚々で入ったPL学園ですが、そこで清原に出会います。身長は190cm、中学時代はエースで4番、PL学園でもすぐにホームランを連発、レギュラーに抜擢です。
 
ところが、自分は全く通用しない。すごいコンプレックスを感じたそうです。
 
そして、野手転向を命じられ、寮生活ではなんと再びいじめにあいます。
 
母親にやめたいと言ったとき、絶対あきらめるなと言われ、ふみとどまり、
 
野球の努力(表の努力)だけでは結果がでないので、何かを努力しなければと始めたのが、トイレ掃除とグラウンドの草抜き、そして、部員の靴をそろえること。
 
裏の努力です。毎日5分欠かさず3年間続けたそうです。
 
始めて3か月たったとき、監督に呼ばれて、投げてみろと言われます。
 
そして投げたら結果は完封。何が変わったのか?
 
球威があがったわけではありません。変わったのは、運と気づきだったと桑田さんは言います。
 
打たれたと思っても、野手がファインプレーしてくれる、バッターが何を考えているのか、何を狙っているのが、そのしぐさから気づくことができる。
 
そして、勝利で自信がついて、そのあとの活躍ぶりは皆さんご存知のとおりです。
 
運や縁にいかに気づくか、そして行動を起こすか、その積み重ねが結果を残すことにつながると桑田さんは言います。
 
講演中に何度も、一般的にはとても運がいいと言えないことを話すときに、「私は運が良かったんです」と言われていたのがとても印象に残っています。
 
思えば、人はみんな、毎日、誰かに出会い(縁)、変化(運)に直面しています。その縁、運に気づき、何を学び、何を行動するのか?
 
そこで学び、行動を起こすのか?気づかないまま過ごしてしまうのか?あるいは、不運を嘆いていじけてしまうのか?
 
人の人生って、そういうことで大きくかわるんだと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt