キムライフ

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君に玉砂利の意味がわかるか?上司に聞かれ、ある日気づいたこと。

厄年の41才になった時から毎年、伊勢神宮に初詣に行っています。
 
伊勢神宮は、天照大神をお祀りするすべての神社の上に位置する社格の神社だけに、流れる空気が何が違い、まさにパワースポットって感じです。
 
伊勢神宮の特に内宮にいたる参道は長く、玉砂利が敷き詰められています。そして、その道は、とても大きな木々が生える森の中へとと続き、そこに内宮があります。
 
昔、お世話になった上司、決断は55対45であることを教えてくれた上司が、
 
「君は玉砂利の意味がわかるか?」
 

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仕事の打合せ中に、まるで禅問答のようなことを聞かれ、当時はまるで何のことやら、不思議なことを言う人だと思っていましたが、ある日、おまいりしているときに気づきました。
 
その日は、ちょうど、お供え物をする儀式が行われていて、お供え物を神職の方々がお清めをされていました。
 
お清めは、玉串といわれる木の枝と塩で行います。
 
その時、気づいたんです。
 
玉串は木、いわば山、塩は海をあらわしているんだなと。
 
昔、熊野灘という海岸に行ったことがあります。熊野灘は伊勢をさらに南に行ったところにある長い海岸なのですが、そこの砂浜の砂は、波が荒いために玉砂利なんです。
 

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つまり、神社の中に続く玉砂利の道は海岸をあらわしている。そう思って、
 
たくさんの人が歩く音に耳をすますと、その音がまるで波の音に聞こえます。
 
伊勢神宮は、大きな木が何本もあって、とてもきれいな川が流れ、そこに長い海岸が続く場所。
 
あらゆる自然が混然一体となって、調和し、たたずむ場所。
 
日本人は、島国で、台風、地震、洪水とさまざまな自然の力にほんろうされてきました。
 
そんな日本人が自然に恐れを感じ、そこに神様の存在を感じたとしても、不思議ではないなと思います。
 
伊勢神宮におまいりする時は、大きな木を見上げながら、玉砂利に波の音を感じ、深呼吸して、自然を感じて、お祈りをする。
 

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そうすると、感謝の気持ちと、いろんな運命を静かに受け入れる覚悟のようなものが生まれるような気がします。
 
日本人は、明治維新にしても、太平洋戦争で負けた時も、他の国にくらべれば、はるかに静かに、大きな変化を受け入れて、成長してきました。
 
元号が令和にかわり、令和もいい時代になるといいななんて言っている日本人も、そんな歴史を歩んできた国民ならではの発言のように思います。
 
今、社会が大きく変わり、日本はどうなるのか?ずいぶん心配する人も多いですが、
 
これまでの日本人のように変化を受け入れ、逃げずにがんばって、したたかに静かに変わっていきたいものです。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt