キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

レクサスのなかにある日本 「二律双生」

レクサスの価値観に二律双生があります。相反することを両方成り立たせるという考え方です。
 
たとえば、静かなのに速いとか、でかいのに軽いとか、小さいのに広いとか、普通はあっちを立てればこっちが立たずのようなことを両方、知恵と技術で成り立たせるということです。
 

f:id:y314t923:20190609060547j:plain

 
話は少し変わって、週末によく料理をします。得意料理は麻婆豆腐、とんかつ、お好み焼き、ハンバーグ、シーフードパスタ、いろいろあります。
 
料理は食べるも作るのも大好きですが、
 
美味しい料理というのもまた二律双生だと思います。
 
例えば、お味噌汁。大豆という山の幸で作られた味噌と鰹や昆布といった海の幸が詰まった出汁をあわせてつくる
 
お味噌汁はまさしく山と海の二律双生です。
 
以前書いた
 
伊勢神宮の玉砂利と大きな木々か一つになっているのも二律双生です。
 
そして、
 
日本で最も二律双生なものと言えば日本語、漢字とかな
 
ではないかと思います。
 
日本語は漢字、ひらがな、カタカナと複数の文字を使いますが、世界中探しても、そうした言語はありません。
 
例えば、韓国はハングル文字を開発した後、ハングル文字だけを使うようになりました。
 
ベトナムはフランスの植民地になってアルファベットが入ってきたときに、漢字を捨てました。
 
ところが、日本は、漢字からひらがなやカタカナを開発した後、三つの文字を上手に使い分けています。
 
中国から入ってきた言葉は漢字、欧米から入ってきた言葉はカタカナ、日本に元からある、やまと言葉はひらがな。
 
外からの言葉を取り入れる際に、時には新しい言葉も作ったそうです。
 
例えば「存在」という言葉。やまと言葉では「ある」という言葉しかなかった時に、中国から「ある」を意味する「存する」と「在る」が入ってきた。その時、存と在をくっつけて「存在」という言葉を作ったそうです。
 
何だかすごいなぁ〜と思います。
 
そんな風に、日本人は外から入ってくるものを学び、いいとこ取りをして、独自の文化を育んできました。
 
そして、
 
ハイブリッドもまた、二律双生を代表する先端技術です。
 
エンジンとモーターのいいとこ取りをして、上手に使い分けることで、静かな乗り心地や素晴らしい燃費性能を実現しています。
 
他社のハイブリッドがエンジンの補助としてモーターを使ったり、モーターの発電にエンジンを使ったりする技術なのに対し、トヨタは、状況に応じて両方を上手に使い分けるところが特徴です。
 
まるで日本語のように。
 
そういう意味では、トヨタのハイブリッドは、日本人にしかできない二律双生の先端技術ということもできるかもしれません。
 
97年にハイブリッドが発売され20年経った今も、他社が同じようなハイブリッドを開発しないのは、そんな理由もあるような気がします。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt