レクサスでお世話になった上司は、
ラグジュアリーとは時間と空間を豊かにすることだ
と言われていました。
では、豊かな時間と空間とはどんな時間、どんな空間なんでしょう?
例えば、大好きな人との記念日デート。懐かしい友との食事や思い出話。エーゲ海で見た素晴らしい夕陽、大学時代最後のバンドライブ、家族との旅行、自分の経験の中で豊かだったなぁと思う時間と空間です。
レクサスのイベントで、一夜限りの屋外ディナー、ダイニングアウトというイベントがあります。
レクサスのイベント、ダイニングアウトでの時間はまさにそんな時間と空間です。
そのイベントでは、夕方から夜へと時間とともに変化する空間や景色にあわせて、工夫をこらした鮮やかに盛り付けられた地場素材の料理がテーブルに運ばれてきます。
刻々と変わる時間と空間と共に、運ばれてくる料理の数々に、地場の食材や文化、シェフの創造性や匠の技、その場所の歴史を感じる。そして、料理を味わう。会話を楽しむ。
それはまさにさまざまなものが流れる豊かな時間と空間です。
先日、
ジムで走っている時、少しランニングハイ状態になり、汗がすごく流れるのを感じながら、なんかすごく幸せな気分になりました。
その時思いました。
豊かというと、お金持ちのイメージがあって、お金が沢山貯まっていたり、すごい財産を持っていることを想像しますが、
実は豊かということは、あふれるように流れていることではないか?
幸せとは満たされるもののではなく、あふれるように流れているものなんではないか?
あふれるくらいに出てくる言葉、あふれるような笑顔、あふれてくる涙、あふれるくらい流れる汗、口の中にあふれるようにひろがる味、空間にあふれる香り、
そういうことって幸せだし、ラグジュアリーだと思います。
であれば、ラグジュアリーなものには、歴史、つくった人の人生、その人が込めた思い、使う人への気持ち、未来への思い、とにかくたくさんのことがあふれるくらいに流れなきゃいけない。
そんな風に人が感じることができるようなモノや体験を提供することが今のラグジュアリーなんだろうと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt