キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

細かな改善が支えるハイブリッドの性能、おもてなし、生き方。

ハイブリッドカーがはじめて世に出たのは1997年。21世紀に間に合いましたのコピーとともに初代プリウスが発売になりました。それから20年が経ちました。
 
20年の間にハイブリッドの性能は格段にあがりました。
 
たとえば、ハイブリッドにはラバーバンドフィーリングといわれる人によっては欠点と感じる乗り味がありました。
 
ハイブリッドはモーターとエンジン、それぞれがもっとも効率のよい状態を使います。
 
なので、アクセルをふんでも、エンジンが最も効率の良い回転数になるまで、エンジンを使いません。
 
すると、アクセルをふんで音はするのに、クルマが加速しない時間ができます。これがまるでゴムバンドをのばしているようだということでラバーバンドフィーリングと呼ばれています。
 
このラバーバンドフィーリングが最新のハイブリッドではまったくといっていいほど感じられない。非常にスムーズに力強く加速します。
 
ハイブリッドは制御技術の塊です。
 
こうした性能の向上は、きめ細かな改善がつみかさねられることで実現しています。
 

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では、それはどんな改善か?
 
例えば、バッテリーの寿命を維持するためにバッテリーが高温にならないように制御しています。
 
モーターを使うとバッテリーは熱くなります。スマホを長くつかっていると少し熱くなりますが、あれはバッテリーが熱くなっているわけです。
 
そのため、
 
バッテリーをいかに冷やすかはハイブリッドの性能にとって、とても大事なことです。
 
バッテリーが熱くならなければそれだけモーターを使うことができるようになる。長くモーターを使えればラバーバンドフィーリングはなくなるからです。
 
では、どうやって熱くならないようにするのか?
 
エンジンみたいに水で冷やせばいいと思いますが、電気に水はご法度です。
 
人の安全を大切に考えるトヨタは、水は使いません。
 
だから、トヨタでは、バッテリーを空気で冷やします。
 
空冷で大切なことは二つ。一つは空気の通り道を確保してバッテリーを配置すること。もう一つは空気の出口に換気扇を設置して空気の流れを良くすることです。
 
冷やすためには空気をいかに送り込むかがキーだと思いましたが、キーは空気をいかに出すかなんだそうです。
 
さらに、
 
ハイブリッドは、換気扇の音が気にならないように車の速度に合わせて換気扇のファンの強さを制御しています。乗ってる人へのきめ細かな心遣いです。
 
そんな細かな改善の積み重ねが高い性能を実現しているのです。すごい先端技術は、空気の道をいかにつくるか?換気扇をいかに効果的にまわすかといったローテクと気づかいがあって、成り立っています。
 
と、このことを知ったとき、
 
これって、人間の生き方にも通じるなと思いました。
 
怒ってばっかりの人は、早死すると言います。
 
人も熱くなりすぎないようにコントロールが必要です。
 
このことは以前書きましたが、昔、採用の仕事をしていた時に、落ち込んだ時どうするかを質問して、自分で試していました。
 
その中で一番効果があったのは走って汗を流すことでした。嫌な気持ちになったり、悩んだりすると、引きこもって内に向きがちですが、大事なことは、出すこと。
 
気持ちの流れを良くすること。流れを良くするためには、適度に気持ちを吐き出すこと。
 
そうすることで、怒りすぎたり、落ち込みすぎたりすることはなくなります。
 
また、
 
人も気持ちを吐き出す時、吐き出される人のことも考えること。相手を嫌な気持ちにしないようにシチュエーションは考えないといけません。
 
ハイブリッドには、人が幸せに生きるための法則が隠されている。幸せになるための生き方と科学的事実に共通点が見い出せた時、そこには何か真理を感じます。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt