キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

辿り来て未だ山麓  上司が色紙に書いてくれた言葉

このブログ、キムライフも毎日更新して、今日で170本目。最後に営業への想いを書いて、いよいよ話はトヨタを離れるところまできました。僕の34年間の会社生活は、170本、約170000文字。多いような少ないような。
 
そんなとき、思い出した言葉が、
 
辿り来て未だ山麓
 
自分がお世話になった尊敬する上司の好きだった言葉です。
 

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調べてみると、棋士升田幸三さんという方が、史上初の三冠を達成した時に言われた言葉だそうです。目標を目指して頑張って、いよいよ目標を達成してみたら、まだまだ本当のゴールはまだ先。今いる場所は、まだ山の麓のように感じるという意味です。
 
その上司から、欧州赴任する時に、ご自分でこの言葉を書かれた色紙をいただいた時は本当にうれしかったです。
 
この言葉、せっかく目標を達成したのに、まだまだだということですから、なんだかガッカリするようですが、まだ目標、夢は終わってない、その夢を目指し続けることができるというポジティブな響きがして好きです。
 
頑張って頑張って、それでもなかなか目標に届かなくて、そこでガッカリして歩みを止めてしまうのか?目指すことを変えるのか?それとも、まだ目指すものがなくなっていないことに闘志を燃やして頑張るのか?結局それはその人次第、その人の感じ方で変わるのでしょう。
 
そして、
 
人生には、辿り来て未だ山麓のようなことがたくさんあります。たとえ、目標を達成しても、またやらなきゃいけないことが沢山あることに気づく。
 
どうせガッカリしてたって、ウンコは出るし、どんな風に生きても、最後は死ぬし、それなら、何があっても目指していることをあきらめず、頑張る方がいい。
 
むしろ、何かを達成するよろこびを求めるのではなく、達成しようとがんばってる状態を楽しむほうが楽しい。
 
そんな気もします。
 
最近、山歩きにはまっています。今まで、 登山は嫌いでした。自分はガマンするのがあまり好きではありません。貯金して何かを買うなら、すぐローンで買うタイプです。だから、頂上にのぼるためにガマンして登り、頂上についた達成感と景色を楽しむという登山は好きになれなかったのです。でも、会社のレクリエーションで山歩きに参加してみると、
 
山歩きはてっぺんにのぼる達成感より、山を歩くことそのものが楽しい
 
ということに気づきました。
 
うつりかわる景色、呼吸や川や鳥の音、流れる汗、そんなことを感じながら歩くのがとても楽しい。
 
ブラームスピアノ曲で間奏曲という作品があります。
 
グレングールドという大好きなピアニストが弾いている録音があるのですが、その録音が大好きです。間奏曲ですから、間にひかれる曲です。だから、あまりもりあがりはありません。 

 

淡々と、でもとても美しいメロディとハーモニーが静かにはじまり静かにおわる短い曲の数々を聴いていると、本当に心がやすらぎます。

 
このブログ、これからは今のことを書いていくことになります。今までのように毎日書けることがあるかどうかわかりませんが、できるところまで
 
毎日書くことそのものを楽しんで続けようと思います。
 
まさに、辿り来て未だ山麓です。
 
これからもよろしくお願いします。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt