結局、人の選択のつみかさねと志のちがいが結果のちがいだと書きました。
そして、昨日書いたように、資本主義でいえば、大きくなったところが成功、ちいさいままのところは失敗ということではなく、ちいさいままでもそれを選んで頑張ってしあわせなら、りっぱな成功でしょう。
ただ、してはいけない選択があると思います。
それは今のままやってることを変えないという選択です。
家の近所に約30年つづくクリーニング屋さんがあります。
いつもイキイキしていて、軽バンで洗濯物を引き取って、おとどけするスタイルで、品質もいいので、最初の頃よく利用してました。
その後近くに全国チェーンの格安クリーニング店ができて、そちらにきりかえてしまいました。同じようにした人も多かったように思います。
それでも、そのクリーニング屋さんはつぶれることなく続き、今は品質がいいので、スーツのクリーニングをお願いしています。
で、久しぶりにその感じのいいご夫婦にお店で会うわけですが、お二人ともすごく老けて、あまりしあわせそうには見えないのです。
以前、変わることをあきらめたんだろうなぁ〜と感じたイタリアのホテルとレストランの話を書きました。
近所のクリーニング屋さんがした選択も、あのホテルとレストランがした選択も今のまま変えないという選択なのではないかと思います。
では、今のまま変えないと決めると、どうして少し元気がなくなってしまうのか?
それは、まわりは変わっているから。
競争相手も変わっている。お客さんも変わっている。そんな中、変えないことはまわりの変化に遅れをとることになります。
さらに、変えないことはマンネリをうむ。マンネリは志をむしばみます。
1.01を365乗すると37.8
0.99を365乗すると0.03
変えないことで、日に日にほんの少しずつ、0.01だけ志はマンネリでおとろえる。それが365日つづけば、1は0.03までへってしまいます。
変えないと決めてしまうことは、0.99を続けることと同じこと。
毎日、ほんの少しだけ、でも確実に元気をうばい、若さをうばう、そんな気がします。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt