キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

カー用品通販事業 運命のわかれ道 第1話 企画のスタート

結局、事業はいくつもの選択、志で決まる。では、今まで自分がやった事業での選択はなんだったのか?
 
自分がはじめたカー用品通販事業は5年続き、終わりました。それも選択の結果です。
 
では、どんな選択の結果なのか?ほかの選択をしていたら、今も残っているのか?それを考えてみたくなりました。
 

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これから何話かにわけて、
 
選択の分かれ目だったと思うことをふりかえっていきたいと思います。
 
バリューチェーン事業部という新しい部署をつくる。今度、そこな。
 
そう異動内示をうけたのは2011年。バリューチェーンというのは、ひとつの事業にともないうまれるさまざまな活動、価値のことです。
 
開発、調達、生産、物流、販売、金融、保険、中古車、アフターサービス……新車をつくってうるという事業からはさまざまな活動、価値が生まれます。
 
新車販売台数が今後ふえないなか、その周辺の事業、バリューチェーン領域を強化するために新しい部署がつくられることになったのです。
 
その部署の役割は大きく二つ。クルマの整備、割賦販売、保険など既存事業の強化と新事業の立ち上げ。
 
このバリューチェーン領域には、さまざまな企業が参入し、利益をあげていました。オートバックスガリバー、オリックスなどなど。
 
売店は、新車販売にあわせて販売するもの、たとえば、カーローンや整備パッケージ商品、ナビなどはかなり高いレベルで販売していました。
 
逆に、それ以外の領域、クルマを保有してるひとから生まれるニーズを他の企業にとられている。その中で、取りかえせる、あるいは、まだのばせる余地のある新事業はないか?
 
いろいろ検討しました。10個くらい考えたでしょうか。それを役員会議にかけました。
 
いろんな意見がでましたが、カー用品をやろうということになりました。カー用品はオートバックスイエローハットが強いが、販売店の力で本気でやれば、想定される需要の一定割合はとれる。
 
では、どうやってとるのか?店舗で売るにはもう店舗展開が遅すぎるということで、当時、急速にのびていたネット通販で売る。
 
売店には新車販売でお客さまを知っているという圧倒的な強みがあります。そのお客さまに販売スタッフがオススメしてネット通販の会員になってもらえば、一気にたくさんの通販会員を獲得できる。
 
新車購入客に用品の割引をつければ、新車を買うお客さんのほとんどは会員になって、今オートバックスとかで買ってる用品を通販で買ってくれるはず。販売店には、会員獲得の報酬として、売上の一部をお支払いする。
 
それが、考えたビジネスモデルでした。
 
今負けているカー用品を、今話題のネット通販で、新車販売の機会を最大限いかして、販売店のお客さまに販売する。
 
これは結構いけると判断したわけです。
 
そうやって、さらに具体的な企画検討がスタートすることになりました。
 
ここでは、大きな4つの選択をしています。
 
一つめ、カー用品という商品
二つめ、ネット通販という販売ルート
三つめ、販売店のお客さんというターゲット
四つめ、販売店でオススメするという販促手段
 
さて、この選択が正しかったのか?正しくなかったのか?
 
この後、事業が進むにつれて、それが試されることになりました。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt