キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

カー用品通販事業 運命のわかれ道 第3話 人が誰かのためにリスクをとろうと思うとき

心を尽くせば道は開ける。そんなわかれ道はもう一つありました。
 
ものを作ってくれるメーカーのパートナー探しの話です。
 
オリジナル用品をつくるには、デザインやブランドだけではダメで、用品をつくってくれるメーカーが必要です。
 
それで、
 
純正用品をつくっているメーカーをまわりました。
 
今度、新しくカー用品通販を始めます。クルマを自分の部屋みたいにコーディネートを楽しめる用品をつくりたいんです。
 
フランフランのときと同じように、そう言って一社一社メーカーをまわりました。
 
結果は冷たい反応ばかり。
 
純正用品は、対象となる新車モデルが販売されている間ずっと販売します。そして、その期間どの程度販売するのか、その数量を保証します。その代わり欠品は許されません。新車を納車する時に用品がないということは許されないからです。
 
ものをつくるには設備や材料在庫の投資が必要となります。そして、どれだけ売れるかでものの原価が決まる。
 
欠品が許されないというルールがあっても、過去実績があり販売予想がある程度できて、できるだけ長期間、たくさんつくる方がいいに決まっています。
 
ところが、我々の考えていたオリジナル用品は、ファッション雑貨と同じように、半年ごとに商品を入れ替える計画でした。
 
純正用品の長い期間、一定の数量が保証されるビジネスをすることになれたメーカーには、ファッション雑貨のものの作り方はリスクが多すぎたわけです。
 
しかも、そういうふうにつくるには、小さい投資でつくれる設備企画の能力がいる。それはできなかったわけです。
 
そんなことも知らずにオリジナル用品をつくると決めて走りだしたのもつめがあまいなぁ〜と思いましたが、時すでに遅し。
 
とにかくまわるしかありません。
 
それで、フランフランさんと一緒にやると決まってなかったときに説明しに行って、
 
やりましょうとはならなかったけど、できませんと断われなかった一つのメーカーにもう一度行こうとお食事にお誘いしてお会いしました。
 
そこで、もう一度一生懸命お話ししました。すると、
 
純正用品のビジネスはリスクはないが制約もおおい。この世界でチャレンジしたいと前から思ってました。やりましょう。
 
そう言っていただけました。
 
そうですか!やりましょう。新しい用品、ギリギリのところをきりひらきましょう!
 
そう答えて意気投合。
 
錦、名古屋の銀座にあるお座敷中華のお店で食事をしたあと、
 
盛り場のネオン街の道をその方と二人でギリギリ!ギリギリ!と叫びながら歩いたことは鮮明におぼえています。
 

f:id:y314t923:20190707093551j:plain

 
叫びながら夜の街を歩いたあの時は運命のわかれ道。
 
先がどうなるかわからないとき、そのリスクをとろうと思うときとは、人と人とが意気投合して信頼しあったとき。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt