キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

見つけた現場のリアリティ その1 団地の奥さんにクルマを売りまくるガソリンスタンドのイケメン店長

取引先に最近のびているガソリンスタンドがあります。そのスタンド、普通のガソリンスタンドではありません。
 
整備工場を別にもっていて、車検整備をバンバンやります。新車販売もしています。
 
では、どうやってそのスタンドは新車を売っているのか?
 

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新車はリース販売です。軽自動車が月1万円。
 
リースですから保険もメンテナンスも込み、1万円ポッキリ。ガソリンスタンドで買うので、ガソリン代も特別価格になります。
 
そこのスタンドの店長はさわやかイケメン。
 
最初はバイトでしたが、つとめてもう10年。働きぶりが評価され正社員に登用されて店長をやっています。お取引先訪問でおじゃました時も、「どうもぉ〜」と笑顔でさわやかな挨拶。
 
そのスタンドのとなりには大きな団地があります。そのイケメン店長、その団地の奥様方のアイドルなんです。
 
ここからははんぶん僕の想像ですが、
 
彼は今まではその奥様方から、車検整備の注文をもらっていたはずです。そして、今度は新車販売です。
 
そのアイドルイケメン店長がガソリンを入れに来た団地の奥様に笑顔でこういいます。
 
「いつもありがとうございます。実は、今度クルマを売ることになって。目標なんかもあるんですよね。
 
月1万円で人気の軽自動車が買えるんです。車検も近づいてきましたし、新しいNBOXどうですか?いま一番人気。いいですよ。」
 
団地の奥様は、ずっと頑張っているさわやかイケメン店長を応援してきて、バイトから店長になったことをとても喜んでいます。その店長の頼みです。店長をもっと応援したい。だから、
 
「いいわよ。買ってあげる。」
 
そう答えます。そして、イケメン店長、
 
「ありがとうございます!とってもうれしいです!」
 
と元気に喜んで答える。
 
こんな感じではないかと思います。
 
いろんな説明や見積りはなく、新車販売商談、完了です。
 
リースと割賦は同じだと思っていました。ちがうのは、車を借りて使用料を払うのか、車を買って分割で払うのか、契約の仕方がちがうだけ。なんなら、割賦だとボーナス払いが使える分、月々の支払いは安くてすむので、割賦のほうがいいんじゃないか?
 
でも、
 
売り方がリースと割賦とはまったくちがうことをしりました。
 
とにかく早い。
 
月1万円のモノですから買う方もそこまでこだわりがあるわけではない。標準的なものでいいわけです。
 
この店長、1年でNBOXを80台以上売りました。今度、スタンドの待合室をつぶして、新車のショールームをつくる計画だそうです。
 
これが見つけた個人リースで車が売れていく一つの現場のリアリティ。
 
モノからコトへとか、所有から利用へとかいろいろ言うけれど、おきていることはシンプルそのもの。
 
そして、今はAKB 48のようにアイドルは憧れの対象から応援の対象にかわりました。そんな応援消費の要素もこのスタンドのケースにはあると思います。
 
さらに、スタンドは今どこも儲からずどんどん減っています。そんな中で、必死に生き残りのためがんばっている。必死でがんばる人たちのパワーはすごいなとも思いました。
 
これも見つけた現場のリアリティ。背水の陣の人はすごい。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt