仲間ビジネスの話をしてきました。仲間ビジネスは、ほんとに同じものが大好きな人が集まってうまれるビジネスだから、一つ一つのビジネスの規模はそんなに大きくはなりません。
人数でも、地域的なひろがりも、今までの全国一律ビジネスにくらべれば、ずっとちいさい。
仲間ビジネスは必然的に地域ビジネスでもあります。
プロ野球球団のファンの数は、ある調査によればカープが好きと答えた人は全体のたったの5%。ただ、広島の優勝をかけた広島県の視聴率は70%をこえ、ついこの間も観戦チケットを買うために長蛇の列になったことが話題になりました。
プロ野球はまさしく地域ビジネスといえるでしょう。
なかには全国の人気者になった人もいますが、ベースは地域。毎日、地域のライブ会場でライブし、そこに応援にくるファンの口コミで人気者になりました。
以前書いたような街の人気のレストランなんかもそうです。
毎日のように通う人ができる。その人はもちろん味もありますが、そのお店の人を応援するような気持ちもある。そこで会う人たちと知りあいになる楽しさもある。
最近、はやっているオンラインサロンも仲間ビジネスであり、実は地域ビジネスでもあると思います。
もっとも成功しているホリエモンさんや西野さんのオンラインサロンは、オンラインで日頃、情報発信をしてつながりをつくっていますが、最大の魅力はみんなが集まって、ホリエモンさんや西野さんと一緒に仕事ができること。一緒に仕事をするとなると、地域は当然ある程度限定されます。
仲間ビジネスの場合、ネットを使うビジネスですら地域ビジネスの要素があります。
今までのマーケティングの好事例の多くは、全国一律の事例が多い。広告代理店はテレビや新聞といったメディアを使う手数料が大きな収益源ですから、提案はそういった媒体を大きく活用する案になりがちです。
でも、仲間ビジネス、地域ビジネスはちょっとちがう。本来、一律にたくさんの人に情報発信する必要はありません。むしろ、コアな人にとってみると、それは嫌なことでさえある可能性があります。
では、地域ビジネスのヒントはどこにあるのか?
そのビジネスの知恵は、当たり前ですが地域にある。
意外に自分の住んでいる地域にだって見つけることができます。そんな身近にみつけた地域ビジネスについて、明日から書きたいと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt