キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

私の大好きなアーティスト グレングールド 左手も主役にしたピアニスト

音楽が好きで、自分のアイフォンにはいろんなジャンルの曲が一万曲くらいはいっています。
 
なぜこんなに音楽が好きになったのか、自分でもわかりませんが、自分の生き方は、少なからず音楽から影響をうけているように思います。
 
お盆休み、みなさんがどんな風に過ごされるかわかりませんが、音楽鑑賞もいいのでは?ということで、自分の好きなアーティストのことを書こうと思います。
 
1人目はグレングールド。
 

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クラシックのピアニストです。
 
それまで、古くさくて退屈だと思われていたバッハの音楽を現代にみずみずしくよみがえらせた人です。
 
1956年、バッハのゴールドベルグ変奏曲て鮮烈なデビューをはたします。ものすごく速いスピードで演奏されるバッハは、クラシックでありながら、まるでJAZZのように、カッコよく、軽やか。
 
その後、バッハ、ベートーベン、モーツァルトブラームスなどなど、沢山の素晴らしい録音を発表した後、再度、ゴールドベルグ変奏曲を録音します。
 
デビューの時が、とにかく駆け抜けるような演奏だったのに対し、二度目の録音は、いろんな人生を歩んでできた価値観や人間観のようなものが聞こえてくるような、本当に素晴らしい演奏です。その録音の翌年に、燃え尽きたのでしょうか、50歳の若さで亡くなります。
 
もちろん、ピアノの演奏が素晴らしいから好きなのですが、他にも好きな理由が三つあります。
 
一つ目は、みんなが古くさいという固定観念で聞いていたバッハを、全く違う角度から解釈して、古いものを新しくしたこと。
 
考えてみれば、今の世の中、見たことも聞いたこともないなんてものはほとんどありません。そんな中でも新しいものを生みだすには、古いものを新しい切り口や組み合わせでよみがえらせるしかありません。
 
たとえば、前に書いた日本の漁業を救う居酒屋さんなんて、昔からある居酒屋というビジネスを新しいビジネスとしてつくりかえた例だと思います。
 
二つ目は、右手が主旋律、左手は伴奏という主従関係を壊してしまったこと。
 
すごく速いスピードで、時にはとても遅いスピードで弾くことで、左手のメロディをひきたたせ、伴奏という位置づけから解放してしまいます。
 
上下とか主従という関係があまり好きではありません。グレングールドのピアノを聴いていると、左手が右手の抑圧から解放されて、右手と左手の旋律がまるで自由に会話しているかのように聞こえて楽しくなります。
 
三つ目は、ライブはせず、スタジオ録音のみで活動し、その録音も自分が気に入った箇所をつなぎ合わせるという手法を使っていたこと。
 
クラシックはライブという常識にとらわれず、技術を使って、最高のものを提供しようとします。
 
継承すべきものに新しい光を当て、技術も使ってよみがえらせる。とかく営業の世界は、あまり新しい技術がはいっていませんが、技術でいかに新しくできるかと気づかさせてくれます。
 
グレングールド、ほぼすべてのCDとビデオをもっています。バッハとベートーベンがおすすめですが、とくにおすすめは
 
Bach: The Goldberg Variations, BWV 988 (1981) - Gould Remastered

Bach: The Goldberg Variations, BWV 988 (1981) - Gould Remastered

 

 

ベートーベンピアノソナタ30〜32
Beethoven Piano Sonatas Nos. 30-32

Beethoven Piano Sonatas Nos. 30-32

 
 
ブラームス間奏曲集
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt