私の大好きなミュージシャン4人目はレッドツェッペリン。
最初に大好きになったロックミュージシャンです。
リーダーでありギタリストのジミーペイジがつくるギターのフレーズがとんでもなくかっこいい。
彼がつくるギターフレーズの多くは、もともとは黒人のブルースマンがアコースティックギターでひくブルースのフレーズです。そのフレーズを太くて強いエレキギターの音でロックのリズムにあわせて奏でることで、そのフレーズがとてもかっこよく生まれ変わります。
みんながよく知っていて、黒人ブルースとして聴いているものを、弾き方、ひびかせ方、他の楽器との組み合わせで、聴いたこともないような音楽にしてしまう。
そういうことができる人はほんと天才だとは思うけど、
天才は普通の人が気づかない当たり前のことにひそむ新しさをどうやってみつけるのだろう?
と思ってしまいます。
ドラマーのジョンボーナムのドラムがまたすごい。
すごく雄大なドラム。正確なリズムとはちょっとちがう。
正確なタイミングより、リズムのアクセントがちょっと遅れる。その遅れ方がなんとも絶妙で、リズムのゆれやひろがりができる。
さまざまなドラマーがいますが、彼のように絶妙にずらしてたたける人はほとんどいないように思います。
マイルスデイビスの落書きみたいに、音符にあらわせないような微妙なずれだし、ずれ方も曲によったり、曲の流れによってかわるから、とてもまねすることはできない。
考えてみれば、人にもリズムはある。心臓のリズム、呼吸のリズム。それぞれ、常に一定に正確にリズムを刻んでいるわけではない。状況や気持ちに応じて、速くなったり強くなったり。ジョンボーナムのドラムはそうした人の気持ちのゆれや変化にとてもしっくりくるんだと思います。だから、かっこいい。
そして、そんな唯一無二のドラムだから、ジョンボーナムが死んでしまったとき、かわりのドラマーを探すことなく、レッドツェッペリンは解散します。
もうなかなかおもしろいことはないとか、この商売に将来はないとか、AIで人の仕事はなくなってしまうとか、あたまで考えていろいろ言う人たちもいるけれど、
古いものも新しくなれる。AIにもまねできないことはある。
レッドツェッペリンの音楽を聴いていると、そんな気持ちになれるし、何よりかっこいいから元気がでます。
レッドツェッペリンのCDもほぼすべてもっていますが、おすすめは
レッドツェッペリンⅡ
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- 出版社/メーカー: Atlantic
- 発売日: 2014/10/28
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プレゼンス
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt