キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

あおり運転のニュースをみて思うこと ファクトフルネス

いま特に民放のニュースで、あおり運転がすごく報道されています。
 
ドライブレコーダーが普及し、あおり運転の様子が生々しく映像で見ることができること、今回は運転がとりわけ悪質だったことに加え、暴行まで記録されていたこと、わけのわからない女性が一緒にいたこと、さらに、警察に同行される様子が撮影されたことができたこと、その時の男と女の様子と言動、
 
そのすべてがリアルで映像として迫力があり思わずみてしまう。多くの人がもし自分があってたらと思わせるリアリティがある。
 
テレビ局はしつように報道、ワイドショーでは犯人の人となりまでくわしくさぐったりしています。
 

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あおり運転も暴行もとっても悪い。報道すべきことだと思います。あおり運転で家族を失った方のインタビューを見ていると、本当にお気の毒で、
 
こうした報道で社会問題化し、法改正などあおり運転がなくなることにつながればすばらしいことだと思います。
 
でも、ここまで時間を割いて報道するほどのことか?とも思うのです。
 
世の中には、報道されていない暴行事件や傷害事件はたくさんおきています。
 
記録によれば、傷害事件の年間認知件数は22000件。一方で、件数はピークだった15年前の35000件から3割程度へっています。
 
また、傷害事件以外にも、われわれの生活にとって重要な報道すべきことはたくさんある。
 
たとえば、グローバルな世の中になったのだから、海外の出来事なんかももっと報道されてもいいのではないか?
 
ヨーロッパでは、自国のニュースと同じくらいヨーロッパ他国、アフリカ、アメリカ、アジア、海外のニュースが報道されていました。日本で報道されるのはアメリカ、中国、韓国あたりのニュースばかりです。
 
しかも、中国についてはネガティブな報道がおおい。デモとか、とんでもない事故とか。
 
去年まで中国に出張する機会があったのですが、北京、上海、深圳といった大都市に行くと、今や日本とかわらない大都会だし、スマホ決済など日本よりはるかに進んでることもたくさんあることにとても驚きました。そして、すごい国だなぁと感心もしました。
 
世界はすごいスピードで進歩している。そのことに気づくことも日本人にとってとても大切なことです。
 
でも、そういうことはあまり報道されない。
 
何が事実かというのは難しいですが、前にも書いたように、報道は事実の切りとり方、取り上げ方で、全体としては事実とは違うイメージを人の心にやきつけてしまう。
 
見たり聞いたりして、興味をひくものにシフトした報道をあびて、人の心がつくられていく。
 
ちょっとこわいなと思います。
 
ちょっと前にFACTFULNESSという本が話題になりました。そういう観点でとても示唆にとむ本です。
 
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

 

世の中にはポジティブな変化はたくさんある。ちいさな進歩はいたるところにやまほどある。一方、貧困とか犯罪とかネガティブなことは昔とくらべて着実にへっている。

 
でも、そのことは報道されない。だから、人は悲観的になったり、あせったりしてしまう。
 
そういった人が間違える傾向をいろんな実例で説明してくれます。
 
その本のしめくくりには、
 
世界を理解するのにニュースは役に立たないと気づくかどうかはわたしたちにかかっている。
 
謙虚に、好奇心をもって、事実に基づいて世界を見ると、心がおだやかになる。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt