キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

屋久島の森が教えてくれたこと

今年の春、屋久島に行く機会がありました。とってもよかったので、お盆休みにも行く予定だったのですが、台風で行けなくなってしまいました。残念です。
 
お盆休みには行けなかったけど、春に行った時、なぜ、また行きたいと思ったのか?
 
春に行った時に行けなかった縄文杉が見てみたい。そう思ったのは、もちろん景色が素晴らしかったこともありますが、
 
屋久島の森でたくさんの驚きや学びがあったからです。
 

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屋久島は岩だらけ、雨だらけの島です。一年のうち270日以上雨が降ります。
 
有名な屋久島杉は特別な杉ではありません。山で見る普通の杉と同じ杉です。
 
普通、杉の寿命は500年。ところが、ここでは樹齢が1000年を超えて、もっとも長い樹齢である縄文杉は推定4000年以上と言われています。
 
なぜ、普通の杉は500年しか生きられないのに、屋久島の杉は1000年以上、そんなに長生きできるのか?
 
岩なので土の養分は少ない。土の厚さはわずか5センチ。雨が多く日の光を浴びることも少ない。だから、成長がとても遅い。遅い分たくさん生きられるのだそうです。
 
きびしさを耐えて生きのびたものは強い。
 
岩の上からしがみつくように伸びる杉や倒れた木や切り株から伸びる木を見ると、その杉の忍耐力、生命力を感じることができます。
 

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そんな長生きした大木は実は、人が切らなかった木です。まっすぐ伸びたきれいな木は材木として江戸時代や戦争の時に切られてしまいました。
 
だから、残っている木は、曲がっていたり、ゴツゴツしたブサイクな木。それが今、独特の魅力をうんでいます。
 

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美しい木だけが切られてしまった。美人薄命です。
 
そんな屋久杉の森に流れる川はとてもきれいです。
 

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雨が多く水が多くてきれいすぎて、藻やプランクトンも住めないんだそうです。
 
魚も住んでいません。藻やプランクトンといった食べ物がないからです。
 
きれいすぎると、誰も住めない。誰もやってこない。人の魅力というものも、ちょっと悪いところもあるくらいがちょうどいいのかもしれません。
 
そんな森の中には、10歳の杉も見ることができます。成長が遅いから、指よりも小さい。
 

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指よりも小さい10歳の木、とても大きい1000年以上生きている木、それが同じ森に生えている。
 
とんでもなく長い時の流れを目の前にすると、なんだか不思議ですごく落ち着きます。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt