バラエティ番組が好きでよく見ます。リアリティ1.25倍の法則でも書きましたが、
バラエティはとても人のコミュニケーションの勉強になります。
なぜなら、人を笑わせることはコミュニケーションのなかで一番むずかしいとおもうからです。
どうぶつは笑いません。笑うどうぶつは人間だけです。
またヨーロッパにいるときに思ったのですが、母国語以外で人を笑わせるのは、どれだけ言葉を話せるようになってもむずかしい。
たとえば、ダウンタウンの漫才なんて、日本語ペラペラの外人でもなにが面白いかわからないと思いますし、アメリカのコメディを見てても、突然みんなが笑いだして、なにがおかしいのかわからないということがよくあります。
ということで、バラエティ番組をよくみます。好きな番組は、さんま御殿、アメトーク、いってQ、水曜日のダウンタウン、プレバトなど。ロンドンハーツも時々見ます。
で、この間みたロンドンハーツがとてもおもしろかった。
相思相愛うらどりグランプリをいう企画です。
芸人さんがかわいがってる後輩芸人を1番から10番までリストアップします。そして、実際にしたわれているかどうかを確かめるために、リストアップされた後輩芸人にもしたっている先輩芸人を1番から10番までリストアップしてもらい、相思相愛かどうかを確かめるという企画です。
おもしろかったのは、どういう後輩をかわいがっていると思い、どういう先輩をしたっているかというすれ違いです。
先輩芸人はかわいがっているかどうかをよく飲みに誘っているかどうかでランキングします。
一方、後輩芸人はあったときに自分の話をよく聞いてくれるか、ほしいアドバイスをくれるかで選んでいたのです。
二人の共通点は楽しく飲むのですが、自分がたくさん話し、ただただ楽しくするだけであまり真面目な話はしないこと。
フジモンにしてみると、息抜きさせてやろうとか、つらいことをわすれさせてあげようと思って、一生懸命がんばって楽しくしているのですが、そのことが後輩芸人にとってそこまでありがたく、誰よりもしたう理由にはならないわけです。
逆に、後輩からよくしたわれていたのが、有吉でした。
理由は、話をよく聞いてくれること、いいタイミングでほめてくれること。
テレビでは、無茶ぶりや毒舌で売れている有吉ですが、あれだけ毒舌でいられるのは、普段、相手の話をよく聞いてしたわれているからなんだと感心しました。
そんな波乱万丈、大きな挫折経験が、後輩芸人の気持ちにきづける力をつくったのかなとも思います。
大切なのは弱い人の気持ちがわかること。
共感してあげること。
自分ではなく、相手本位に考えること。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt