対策を実行したら、成果をふりかえります。
成果はどうか?コストはいくらかかったか?新たな問題はないか?などを確かめます。たまたま成果があがるということもあります。
成果だけをみるのではなくて、つきとめた真因が解決されたのか?仮説どおりになったのか?を確かめます。
もし、真因だと思ってたてた仮説がはずれていたなら、また真因、仮説を考えるところからやりなおしです。
最近、将来がどうなるかわからない時代になって、何が正解なのかもわからなくなりました。だから、失敗しないように計画を綿密にたててから実行するより、まず実行して確かめる方が大事だと言われるようになりました。
特に、対策の実行、効果の検証が安く早くできるネットビジネスでは、ABテストやベータ版をつくって、とにかくやってみて、効果を確かめる。それを早く何度もやるという手法がとられています。IT関係の方と仕事をしたことがありますが、そのスピードには本当に驚きました。
高速PDCAです。
ただ、こうした言葉に影響をうけて、なんでもとにかくやってみればいいという人もいますが、ただ思いつきを手当たり次第にやるのは高速PDCAではありません。
問題解決のステップにそって仮説をたてる。やってみたら、すぐに検証して、ダメだったら、あきらめずに次の仮説をたてて、すぐに新しい対策をうつ。
そうやって効果がある対策ができるまで、何度も何度もチャレンジする。
それが高速PDCAです。
やみくもにやったんでは、うまくいってるのかどうかすら判断できません。
次の仮説を考える糸口もないし、お金もつづかない。今度こそという希望ももてません。結局、やりっぱなしでズルズルつづけたり、すぐあきらめたりすることになります。
ネバーギブアップでがんばるためには、なによりも精神力が大切であることは間違いありませんが、精神力だけでも限界があります。
必ず達成できるという確信が必要です。その確信は、夢への強い気持ちとともに、真因、仮説を考えぬいたことに対する自信、仮に対策がはずれても、次の糸口は見つけることはできたという前進感がもてることによってはじめてできるのだと思います。
問題解決のステップ1〜4をきちんとすることがあきらめない気持ちをつくるキーです。
そうやって対策ができあがったら、いよいよ最後のステップ、誰でもくりかえしできるようにする「標準化」です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt