問題解決の最後のステップは標準化です。
くりかえし誰がやっても同じ結果がでるように、効果があった対策を手順としてわかりやすくまとめます。
手順をまとめるためにマニュアルをつくることが多いですが、マニュアルはそのあとのメンテナンスがたいへんで、意外に使わなくなってしまうことも少なくありません。
それよりは、帳票や道具など普段つかうものをととのえて、だれでも同じように使えるようにできるツールができれば、そのほうが確実に早く定着します。
また、標準化はその後のオペレーションを管理するためのベースになります。
トヨタでは、目で見る管理。異常が目で見てすぐわかるようにすることが管理の第一歩だといわれています。
異常が目で見てわかるようにするには、標準を徹底しなければいけません。
わかりやすいのが4S。徹底して整理整頓されていれば、ものが散らかっているとすぐわかる。
リードタイムも決まっていれば、おくれがすぐわかる。
このブログだって、ベースは同じフォントで書かれている。ポイントだけ大きな太字になっているから、大事なポイントがすぐわかる。
もし、こんなふうに、
ベースのフォントがバラバラだと、何が大事なのか、一目ではわかりません。何事も標準の状態にそろえておくことが大事です。
そして、
自然のように、あるいは我々の生きているカラダのように同じ成果がくりかえしうまれる、いつもと違うと気づけるようになれば、それは新しい現実になります。
新しい現実ができると、あるべき姿に向けて次の高みを目指し、自ら高い目標をつくり、ギャップを生み出して、課題を解決し、また新しい現実をつくる。
新しい現実は登山の時のベースキャンプに似ています。
生き物の進化なんかもそうやってすすみました。
レクサスのとき、LCを開発したチーフエンジニアの方が、すごい高い目標を必死の努力で達成することができた。でも、その瞬間、さらにたくさんの改善するポイント、新たな目標がてき、開発に終わりがないことを知った。と楽しそうに話されていたのがとても印象に残っています。
なにかがどんどん増えていく、大きくなっていくというのも夢がありますが、永遠に続くというのもロマンを感じ、人の心を熱くする。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt