いろんな能力の人が集まって仕事をする、しかも高速にとなると、連携をうまくとることがとても大事になります。
じょうずに連携するためのポイントは3つくらいあるなと思います。
まずひとつめ、もっともベーシックなこと、仲良くなることです。
仲良くなるといっても、友だちみたいになる必要はありませんが、やりたいことを実現しようという強い気持ちを同じように持っていること。相手のことを理解しようという気持ちをおたがいにもつことは必要です。
そのためには、やりたいと思うことを熱く語ること。そして、お互いを知ること。
知るために、プロジェクトのはじめにオフサイドミーティングや飲み会など、オフィスをはなれて、リラックスした状態で話し合うことも大事だと思います。
そして、お互いに信頼しあうこと。
特に、新しいことにはリスクがあります。相手のことを信頼していないと、なかなかリスクはとれません。信頼があれば、一緒にチャレンジするのが楽しい、仮に失敗しても学びがあるはずと思えます。そんな風にチャレンジした仕事って、うまくいくもんです。
次は、ダンドリ。
プロジェクトでやることを分解して、プロセスの順番をはっきりさせて、誰がいつまでに何をするのかを明確にします。
みんなで連携するのは、みんなでコミュニケーションをよくして一緒にやるというのとは違います。
一緒に同じことをやってしまっては、違う能力が集まっている意味がなくなるし、一人一人の責任感が弱くなり、いい仕事になりません。
野球の点を取るときの打順みたいに、それぞれの順番とやることがはっきりとしていて、つながっているそんなダンドリが連携のベースです。
速い理由は、高速PDCAで書いたとおり、
なんでもとにかくやってみて試してみるいうスタンスがはっきりしている。
やってみましょう!では、いつからにしますか?ときかれると、議論する気なんかどっかにいってしまいます。
SNSやウェブをつかうことで、メンバー間に信頼感があれば、コミュニケーションの頻度が圧倒的にあがります。移動の時間がいらない。何かあったらすぐ連絡、資料ができたらすぐ共有。
会議室に集まれる日時を調整して、集まって、資料を配って、説明して、議論して、というやり方とくらべると倍以上速くなります。
社内のプロジェクトでも、最近slackというプロジェクト用のSNSアプリを使っています。ウェブ上にできた資料が共有され、そこでコメントすると、また修正した資料がウェブにあがって確認して終了。
一回もフェイストゥーフェイスの打合せはなし。資料のプリントアウトもなし。どこにいても確認ができる。
こうしたアプリを使うだけで、仕事がほんとうにサクサク進むようになりました。そして、みんなの発言が見えるので、やる気が見えるようになりました。
こうした技術を使えないと競争には勝てないなぁと痛感するとともに、何よりやる気が見えて仕事がサクサク進むのはとても楽しい、新しい感覚です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt