今の会社に来て生まれてはじめて気づいたこと。
地元愛パワーはすごい。
自分は、自分でも不思議なくらいふるさとに対するこだわりがありません。
京都に生まれ育ちましたが、高校生の頃から京都を出たいと思ってました。まさか名古屋に就職するとは思ってはいませんでしたが、就職すると同時に名古屋に来ました。
名古屋に来てからは、名古屋を出たいと思ったことはありませんが、名古屋に死ぬまでいたいと思ったこともありません。結局いるかもしれませんが、少なくともいたいと思ったことはない。
だから、家も持ちたいと思ったことがありません。
家を持つと何か家にしばられるような気がして、それよりはいつでも引っ越しできるという自由の方が好きです。
だから、自分や自分のまわりに地元愛が強い人というのはほとんどいませんでした。
それが今の会社は、逆にほとんどが愛知県出身。ふるさとから離れたくないと思っている人がほとんどです。
これは僕からすると、少し驚きでした。
ずっと同じところじゃあきないかなぉと思ったり内心していました。
ところが、この間、地域に根ざした企業になるってことで、
うちの若手社員が消防団に入っていて仲が良く、彼の紹介であったのですが、
この方のパワーがすごかった。
常滑の中華レストランをつがれているのですが、ご自分は昼間はキッチンカーでいろんなところのマルシェやイベントに行かれ、仲間と切磋琢磨しながら、様々な方との人脈をひろげられています。
そして、ご自分でも、そうやってひろげた人脈をつかって、常滑でマルシェやイベントを企画して、町おこしに力を注がれています。
話されていても、地元への愛、情熱があふれるようにつたわってくる。明るいオーラがある。
逆に地元のためにってきれいごとで中途半端なことは相手にはしないという迫力もある。
地元愛、すごいなぁ〜。こういう人と一緒に町おこししたら、楽しいだろうなぁ〜
そう思いました。
最近、熱海の奇跡という本を読みました。熱海出身の方がコンサルタント会社を辞め、熱海に戻り、衰退した観光地、熱海を再生している取り組みを書かれた本です。この方の地元愛もほんとにすごいなと思いました。
人が情熱を注ぐもの。
ミドリムシで世界の食糧危機をなくすって頑張っている人がいる。
自動車で世界を豊かにするって人がいる。
お客様の最高の笑顔をと思って頑張る旅館やレストランがある。
注ぐ先にはモノだったり、体験だったり、人だったり、
その中に場所というのも間違いなくある。
何に情熱を注ぐかは人それぞれ。人それぞれだから、いろんなものに情熱が注がれて、ステキな社会ができる。
情熱を注げるもの、みんなが見つけられた社会や会社っていいなと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt