モチベーションの素、危機感の次は勇気です。
危機感をもっても、勇気がなければ一歩を踏み出すことはできません。
マズローの五段階欲求説のふたつめにあるように、人には常に安全でいたいという安全欲求があります。この安全欲求は時として、変化に対する抵抗力になります。そんな気持ちをのりこえてチャレンジするために必要なものが勇気だと思います。
これから変わろうというとき、必ず成功すると信じることができたり、失敗しても安全だと思うことができれば、人は勇気をもってチャレンジすることができる。
ほんとうは、世の中は多かれ少なかれ常に変化するわけですから、変わらないことにもリスクはある。
でも、変わらないことには決断はいらないけれど、変わることには決断がいる。決断するのが自分だとすると、同じリスクでも、変わることのリスクは、失敗が自分の責任になる、すなわち自分が安全でなくなるリスク。これを人はいやがるのだと思います。
だから、人が変わるための一歩を踏み出すには、必ず成功するという決意、勇気が必要になります。
では、必ず成功するという勇気はどうやったらもてるのか?
勇気が自信に先行する。経験が勇気をつくる。
西堀さんは、まず決断せよ。石橋を叩くのはそれからだとも言われています。
つまり、勇気は強い気持ちだけでうまれるものではない。小さな成功の積み重ねからうまれる。
人は、やったらやっただけ必ず何らかの成果はあると信じられることしかがんばることはできません。勇気もわきません。
だから、問題解決ステップ2の問題の層別で、まずは小さく成功できることをみつけること。そして、必ず成功させること。成功するまでやめないこと。
豊田喜一郎は、自分自身は志半ばで亡くなってしまいますが、まずG1トラックを成功させ、後に日本人がつくった車が世界中をはしるようになりました。
悩むより、今自分にできることをやる。小さな成功をつくる。
その積み重ねで勇気が育つ。安全でなくなることをこわがらず前に進める。前に進んだとき、仲間ができる。仲間が育つ。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt