最後のモチベーションの素、それは自己実現です。世の中のために何かを成し遂げたいという気持ちです。
人は社会的欲求までみたされると、最後には、世の中のためになりたいという気持ちになるそうです。
ベンチャー起業家の方とお話ししていると、ずっと書いてきたモチベーションを順番にみたしながら、最後はこの世のため人のためにいきつくんだなぁと思います。
とにかく最初は、お金を稼ぎたい。お金を稼げなければ企業は死んでしまいます。まさに最初は危機感に突き動かされる毎日。
お金が稼げるようになると、安定的に収益をあげられるように会社の体制を整えます。自分の会社を安全にしようとするわけです。
そして、次には社員を安心させたいと思う。
安定して儲かるようになり、社員も安心して働けるようになると、今度は、財界活動をはじめたりして、自分や会社のステータスをあげようとします。
ここまできたときに、そうなった自分を振り返って、目指してきたことを達成した今、自分はしあわせか?充実しているのか?これから何がしたいのか?をみつめなおすそうです。
矢沢永吉さんの「アーユーハッピー?」という本にこんなくだりがあります。
力を手に入れて 、成功っていうものを手に入れたら 、幸福も一緒に手に入ると思ってた 。ところが 、実際に成しとげてみると 、このサクセスなるものが 、じつに味気なかった 。金銭的とか直接的な物が手に入っても 「こんなはずじゃないだろう 」ってものにぶつかった 。
人間はなんで生きられるか 。誰かに求められているから 。こんなオレでも必要とされているから 。オレにはやるべきことがあるから 。だから生きられるんだ 。そう思ってるから 、歌は絶対にやめない 。
そう書いてありました。
最後にたどりつく自分はなにがしたいのか?という問いかけの答えは世のため人のためになりたいという気持ち。
目的が世のため人のためになったとき、自分の仕事は永遠に追求する仕事にかわる。
この間、友人と3人で食事をしているとき、それぞれの仕事への動機は何か?という話題になりました。
僕は前にも書いたように、自分のまわりのみんなを笑顔にすること、ふやすことと答えました。
自分のまわりと社会とでは、大きさはかなり異なりますが、
自分ができる世のため人のためを見つけることって大事だなと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt