昨日、大切なものの見つけ方と見つけたものに感謝してほんとに大切にすることが大事だと思うと書きました。
では、大切なものをほんとうに大切にするってどうしたらいいのか?
それは簡単。一生懸命大切にすればいいと思うかもしれませんが、そう簡単なことではないと思います。
なぜなら、大切にするには、それだけ大切なものに、心も、時間も、お金もさかなければいけないからです。
でも、心にも、時間にも、お金にも限りがあります。
だから、
大切なものをほんとうに大切にするためには、大切ではないものを捨てなければいけません。
捨てずに残していると、その残したものにもなんらかの心や時間やお金はさくことになります。
何回か引用してきた雀士、桜井章一さんはその本のなかで、こう言われています。
人間は 、なかなか今までに築いてきた自分を捨てることができない 。「得る 」という気持ちばかりで「捨てる 」という感覚になれない 。仮に、それが自分にとって悪いものだとしても、いつまでも抱え込んでいたりする 。
自分の内面にあるものの中には必ず 〝善し悪し 〟がある 。その 〝善し悪し 〟をしっかりと自覚して、悪いものを捨てていく 。それも一気にではなく、少しずつ 。
マージャンというゲームは積もって必ず捨てるゲームです。つねに目の前にはちょうど一目で見られる13個の牌が並んでいます。
これがもし、捨てないと、目の前には一目では見られないくらいの牌が並ぶことになる。そうなっては、大切な牌がどの牌かはだんだんわからなくなってしまいます。
何かを得たら、何かを捨てる。
そうやって、人はその人の限界にあわせて、大切なものをしぼらないといけない。
まずは、とにかく、一気に完璧に捨てる。それから、ものを定位置におく。
捨てるときの捨て方は、自分の持っているもの、たとえば衣類をぜんぶ床に並べ、一つ一つ手にとって、心がときめくものだけを残し、あとは全部捨てる。これだけです。
すると、心がときめくものだけに囲まれることになる。残したもの1つ1つを大切にするようになります。残したもの以上にときめくものに出逢わない限り、新しく買いたいと思うこともなくなります。
断捨離したときは、いろんな欲にとらわれることがなくなり、自分自身が自分のトキメキを軸にシンプルになった気がしました。
まさに片づけの魔法です。
ほんとうに大切なものを大切にするために、まずはすべきこと、それは捨てること。
必ず学べることはある。
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt