ラグビーワールドカップは南アフリカ優勝で幕を閉じました。
優勝した南アフリカはほんとうにすごかったけど、日本代表の活躍もほんとにすばらしかった。日本戦は超興奮しました。
その後の決勝トーナメントでは、南アフリカにはなかなかいい形をつくれず残念ながら負けてしまいましたが、ニュージーランドに勝ったイングランドですら負けたんですから、そんな相手に日本はよくがんばったなと思います。
今回、日本代表は格上相手にジャイアントキリングをしまくったわけですが、なぜできたのか?
主将のリーチマイケルさんや田村選手のインタビューが印象に残っています。
アイルランド戦に勝った後のインタビューで田村選手は、
世間は日本が勝つとは思ってなかったけど、自分たちはそのためにものすごく努力してきたし、必ず勝てると思っていた。
そんな風に言ってました。
前回くやしい思いをした。スコットランドをボコります。
と答えていました。そして、勝った。
ところが、南ア戦の前のインタビューでリーチマイケルさんは、
最初こわいと思った。でも、一週間準備をしてきてこわさはなくなった。がんばる。
と答えています。
リーチマイケルさんが話すのを聞いて、こうおもいました。
しっかり相手のことを知り、そのための訓練をこなしてきた人に、こわいという感情はない。でも準備不足で、これから何が起こるのかがわからないと、相手をこわく感じてしまう。
己を知り敵を知れば百戦危うからず。でも敵をことを知らないとこわい。こわいとは何が起こるかわからないときに感じること。
そして、南ア戦でジャイアントキリングはおこりませんでした。
細菌を発見した科学者パスツールはこう言いました。
幸運は準備された心のみ降り立つ。
ジャイアントキリングをおこすために必要なこと。それは準備。将来を信じることができるくらいの準備。
それだけの準備が自信や覚悟や闘志をうむ。それがプレイになり幸運をつかむことができる。そして、人の心をうつ。そう思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt