ここ最近、好きということってどういうことなんだろう?って考えます。
考えはじめたのは、前にも書きましたが、レクサスで仕事をしていたとき、車を開発しているエンジニアの人たちがほんとうにクルマが大好きで仕事をしているのをみてからです。
自分も仕事を好きで、やりたくてやってきたと思っていました。でも、エンジニアの人たちを見てちょっと自分はそうではなかったかもと思いました。
こんなこともありました。仕事で富士スピードウェイにレースの仕事で行った時のこと。
その仕事では、普通の人は入れないピットに入ることができたり、レーサーの人たちと話すことができました。楽しかったのですが、何かがちがう。
実は、その1年前、仕事で乃木坂にあるソニーのレコーディングスタジオに行く機会がありました。そのとき、ミュージシャンの人たちがレコーディングしていくのを見て自分はものすごく舞い上がってしまいました。心の底からうれしくてワクワクする、思わず笑顔になってしまうそんな感じです。
富士スピードウェイで普通の人は入れないところに入ったとき、レコーディングスタジオに入ったときのことを思い出しました。あの時のようにワクワクしない。それが何かがちがうと思った何かでした。
人生をふりかえって、思わず笑顔になってしまうような人や時間ってあるもんです。
父親とキャッチボールしていたとき、
小学生の頃、道を友だちと思いっきり走ったとき、
高校時代、文化祭のあと今日は私服があるぞ!ってもり上がって着替えて街にくりだしたとき、
大学に入って友達ができなかったころ高校の友だちと喫茶店であったとき、
バンドで演奏していて聴いてくれている友だちの笑顔をみたとき、
好きな人に告白したとき、初めてキスしたとき、ケンカしたあと会ったとき、
おいしいものをたべたとき、
子供と一緒に遊んだとき、
結局、好きということって、そういう気持ちになるかどうかってことだと思います。
先日、ひさしぶりに尊敬する元上司やお世話になった元上司と一緒に食事する機会がありました。
思い出話に花を咲かせ、本当に楽しい時間だったのですが、その時の気持ちが、大学時代にひさしぶりに高校時代の友だちにあった時の思わずワクワクするような気持ちそっくりで、
あぁ〜自分はこの方々と仕事をするのがほんとうに好きだったんだなぁと思いました。
そして、同時にこういうふうに会える人、お会いできる方がいるということは本当にしあわせなことだなと思いました。
頭や理屈ではなく、心からワクワク感じられる人や時間はかけがえがないものです。その一つ一つが自分の人生をつくってきたなと思います。
いつまでもそういう人や時間をもちたい、そして、大切にしたいと思います。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt