人事で社内教育の仕事をしていたときの話です。
当時の社内教育は、先輩社員の優秀な人を先生にして、研修をしていました。
なので、本番の研修の前に、まず先生になってもらう人たちへのトレーナー養成研修が必要になります。
この仕組みはとてもよくできた仕組みだったと思います。
まず、先生を内製するので、コストが安い。
次に、教える内容にリアリティが生まれる。
歳や立場がそんなには離れていない先輩社員が教えるので、教えるときにつかう実例が身近なものになり、教える内容にリアリティがうまれ、理解しやすくなります。
そして、先輩社員の育成にもなる。
人に何かを教えるということは、とてもむずかしいことです。だから、研修をうける方だけでなく、研修をする先輩社員も教えることによって、コミュニケーションやマネジメントの勉強になります。
まさに、一石三鳥のしくみでした。
で、話はトレーナー養成研修のうちあげの話です。
トレーナー養成研修をやると、トレーナーになる人たちと結構なかよくなります。優秀な人たちを選んでるので、魅力的な人もおおい。だから、
トレーナー養成研修のうちあげはいつもすごく盛り上がりました。
ある日事件がおきました。
養成研修がおわってしぼらくしてから、会社の研修所の所長さんからおしかりの電話を当時の担当役員にいただいたのです。
これがなかなかの名文。それをもって担当役員のところにいっしょにあやまりにいきました。手紙の内容はOKだったのですが、まず部屋にはいると、
「おまえら、会社なめてんのか!」
めちゃくちゃおこられてしまいました。
こわかったなぁ〜
人には大切にしている宝物がある。
その宝物って、本人以外から見ると、そんなに大切な大事に感じられるものもあるもんだなぁと思います。悪ノリ、飲み過ぎ、人の宝物には要注意です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt