「リチャードジュエル」という映画をみました。これがよかった。
デブで独身。正義感がつよくてクソまじめ。人を救う仕事がしたいと保安官をしたり、警備員をするのですが、まじめすぎて融通がきかず、やりすぎる。結果、まわりとうまくいかず、クビになる。
それが主人公リチャードジュエルです。
そんな彼が屋外コンサートの警備で、みんなが無視する不審物をみつけて、まじめに警備マニュアルに決められたとおり通報、多くの人を救います。
しかし、そのパーソナリティから、爆弾犯として疑われて………
これから先はネタバレになるので書きませんが、とても感動しました。すばらしい映画です。
英雄というのは、すごく頭がよくて、身体能力もあり、意志も強い。そんなごく一握りのすごい人たと思いがちです。
でも、
リチャードジュエルのように、ぜんぜんさえない普通の人が、誠実に自分の仕事をきちんとすることで、誰かを救う英雄になれる。
誰の仕事も、どんな仕事も、世の中のためにある。その仕事を妥協することなく、誠実にする。そうすることで、みんなが英雄になれる。そういう人がそろった社会はとてもすてきな社会になる。
一方、社会にはいろんな人がいて、そんな人が英雄であるはずがないと疑ってしまう。
そんな一人一人の存在、仕事の尊さと社会のこわさ。
クリントイーストウッド監督はほんとうにいい映画をつくります。前作「15時17分
パリ行き」もごく普通の青年が列車ジャックをくいとめる英雄になる話。これもおすすめです。
誰でも英雄になれる。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt