キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

機械にはできないこと。相手の身になって考える

昨日、愛はあの子よがりという話を書きました。あの子よがりになるには、あの子の気持ちがわからないといけません。
 
でも、自分のことより相手のこと。自分の気持ちより相手の気持ちを考えてわかるというのはかなりむずかしい。
 
よく相手の身になって考えてみなさいなんてことを言いますが、簡単ではありません。
 
昔、なにかの本に、たとえば「痛い」という言葉で自分の痛さをつたえても、相手は相手が経験した痛さを想像して理解するので、ほんとうに自分が感じた痛さをつたえることはできないと書いてありました。
 
たしかに、痛いというもっともわかりやすい気持ちも、厳密に相手の痛みはわかりません。ましてや、相手のいろんな複雑な気持ちとなると、ほんとにわからない。相手の身になるといっても、自分がその状況にいたらどう感じるかって考えるわけで、それではほんとうの意味で相手の身になって考えることにはなりません。
 
ブレードランナーという映画があります。近未来をえがいたSF映画です。その世界観がかっこよくて大好きでした。
 
ブレードランナー ファイナル・カット(字幕版)

ブレードランナー ファイナル・カット(字幕版)

  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video
 

 

その原作となった小説が、フィリップKディックという人が書いた「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」です。
 

 

ストーリーはこうです。人と見分けがつかないロボット、レプリカントが街にはびこり、人を殺して人間社会を支配しようとする。そのレプリカントをみつけてやっつけるのがブレードランナーといわれる殺し屋です。
 
人とレプリカントを見分ける方法がひとつだけあります。
 
それは感情移入ができるかどうか?
 

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人や動物が死んだり、かわいそうなめにあった話を聞いて、感情が動くかどうかを質問しながら目の瞳孔の動きをみて判断します。瞳孔がなんにも動かなかったらレプリカントです。
 
小説も何回か読みました。その小説の強烈なメッセージは、
 
人が人であるために、もっとも本質的なことは感情移入だ。
 
というメッセージでした。
 
たしかに、これからAIが進歩して、人の知能を超える。そのうち、すごいロボットもできる。そのとき、人を人たらしめるもの、人のもつ価値とは感情移入なのかもしれません。
 
こだわりと囚われ、野心と虚栄心、恋と愛、
どっちもなくなることはないし、大事なことだけど、
囚われよりこだわり、虚栄心より野心、恋より愛、そして、
自分より相手。
 
人と接するときにつねに自分より先に相手の気持ちを考える。
 
とてもむずかしいけど、それを自分にルールとして課して続ける。そうすれば、昔書いた10000回のタックルみたいに、自然に人の気持ちが少しわかるようになる。
 
そうなりたいものです。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt