キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

みんなでがんばったら必ずよくなると信じてたんだなぁ~。そして今はVUCAの時代。

昨日書きましたが、25年前の部署の同窓会みたいな集まりに57才の新入会員としてよんでいただけました。総勢21名。何人かの方はまだ現役ですが、ほとんどの方はもうリタイアされています。みなさん、年齢からすれば、そこそこおじいさん。でも、歳はとってもみなさんお元気。なごやかでとても楽しい時間でした。
 
当時の部署は第4車両部、のちにネッツ店になったトヨタオート店という販売チャネルのクルマの販売促進とトヨタオート店の経営をサポートするのが役割の部署です。
 
自分がいたのが92年~98年。トヨタの国内販売台数が250万台を超えた90年がバブル経済のピークで、92年は少しバブルが崩壊しはじめたころ。それでも、忘年会のシーズンになると人がいっぱいで1時間くらいタクシーが拾えなくてさまようことがあるくらい、まだ世の中は元気でした。販売台数の低下も94年でいったん底をつき、消費税増税となる97年まではふたたび伸びていました。
 
あの頃はやることがはっきりしていて、みんなでがんばったら必ずよくなると信じてたんだなぁ~と思います。
 

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そんな頃だったので、まだまだ新型車をヒットさせるために、いろんなことにチャレンジしました。
 
たとえば、チェイサーをいうクルマ。当時構成比が10%程度しかなかったツアラーというスポーツグレードをマス告知のメインにして、とてもかなわなかったマークⅡに勝ったり、藤井フミヤをメインキャラクターにしたスプリンターマリノというクルマが姉妹車に勝ったり。
 
 
そして、チャネル名をオート店からネッツ店に変更。店構えも変えて、若いお客様をつかんで今度はホンダに勝とう!とみんなほんとにがんばって働いていたなぁと思います。
 
今夜のあつまりがなごやかで楽しいのはそれが理由かなと思いながら、その雰囲気を楽しんでました。
 
思えば、自分が生まれたのが昭和37年。映画「三丁目の夕日」そのものの時代です。
 
家のまわりの土の道がアスファルト舗装される。家に白黒テレビや洗濯機、冷蔵庫がくる。白黒テレビが家具調カラーテレビになる。洗濯機が全自動になる。畑や田んぼがマンションにかわる。とにかく、どんどん生活が豊かになっていくことにワクワクしてました。お父さんががんばって働いて、世の中がどんどんよくなっていくことがあたりまえの日々だったと思います。
 
植木等の無責任男シリーズという映画があります。大好きでした。
 
植木等ふんする大声で笑う明るいサラリーマンが成功する話。とにかく明るくがんばってればしあわせになれるという話に、自分もそうなるかもと思えるリアリティがあって、みんなが楽しんで見ていたんだと思います。
 
そんな原体験がある人たちだから、約25年前、もうすでに始まっていた経済の崩壊を想像することなく、ギリギリまだとにかくがんばったら必ずよくなることを信じてやれていたのかなぁ~。それはとてもしあわせなことだったなぁ~と思ってしまいました。
 
そして現在、先行きがわからない。がんばっても成果があるかわからない、将来に希望をもつことがむずかしい時代になりました。
 
今はVUCAの時代というそうです。Volatility(不安定), Uncertainty(不確実), Complexity(複雑), Ambiguity(あいまい)の頭文字をとってヴカです。三丁目の夕日や無責任男の180度逆です。
 
日本と諸外国の若者の意識調査によれば、希望があると答えた若者の比率は、日本が18%。
 
でも、希望があると答えた若者はアメリカでは64%。EU離脱で大騒ぎしていたイギリスでも43%もあるそうです。
 
みんなでがんばる時代はおわって、強いリーダーのもと、各個人が自分で希望をつくる時代になったのかなぁ〜と思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt