キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去のトヨタでの出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

遠くをみてはしる。未来をみて生きる。

いいクルマを運転していると、視線が自然に目の前ではなく、進もうとしている遠くにうつります。運転していて視線がそうなるときの感覚がとても好きです。
 

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この間フォードvsフェラーリという映画をみました。
 
そこで、主人公のケンマイルズというドライバーが息子にこう語ります。
 
スピードをどんどんあげていくと視野がどんどんせまくなっていく。でも、それをこえてさらに速くはしると、今度は視線がパーっと開けるんだ。
 
それは時速300キロの世界ですから、とても経験はできませんが、なんとなく想像できる気がします。
 
では、どうしたらそんなふうに感じてはしることができるのか?
 
運転のしかたとかテクニックはありますが、
 
何よりクルマ自体が安定していないとそうはなりません。
 
ハンドルがきまってぐらつかない。
道の凸凹をちゃんとタイヤとサスペンションが吸収してドタバタしない。
変な振動や音がせず、必要な振動と音だけが心地よく感じられる。
 
そんなふうに
 
クルマが安定していると、
 
目の前のささいな変化、たとえば、ちょっとした風や道の凸凹を気にせず運転することができる。
 
すると、自ずと視線は進みたいと思っている方向へと向いていきます。
 
では、ハンドルをぐらつかなくするにはどうすればいいのか?
 
ハンドルをかたくすればいいってもんじゃありません。運転しにくくなってしまいます。ハンドルはクルマが曲がると動きます。だから、クルマが進みたい方向以外に動かなくすれば、ハンドルはかたくなります。
 
では、どうしたら、クルマは進みたい方向以外に動かないようになるのか?
 
それは、前に書いたように、
 
重心や剛性などクルマの体幹をきたえることと空力をよくすること。
 
空力なんてほんとに驚きますが、ボデーのちょっとした面の段差をなくすだけで劇的にかわります。そんな細かいことをいくつも試して、何度も走りながら調整してはじめて空力はよくなります。
 
成功は未来にあるとか、希望をもって生きるとか、そんな話を書きましたが、そのためのヒントがいいクルマ、クルマづくりにつまってるなと、この間、ワインディングロードを運転しているときにふと思いました。
 
希望をもって、未来に向けて生きるには、今の不安をなくすこと。不安をなくすには、からだと心の体幹をきたえること。そのためには日々チャレンジを繰り返し、修正しつづけること。
 
そう考えると、人のもっとも基本って、呼吸だったりするんだよなぁ〜。
 
一息一息をしっかりと。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt