キムライフ・キムライブ

もらったものは次の人に渡す。日常での気づき、過去の出会い・経験、大好きな本や音楽などからもらったものがどこかの誰かにわたり、もし役に立てればうれしいです。

あえて、完璧なものはつくらない。

あえて、完璧なものはつくらない。
 
今日も、昔お世話になった上司におしえてもらった言葉です。
 

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仕事は自分ひとりではできません。ほとんどの仕事はチームですることになります。それも大きな仕事になると複数のチームですることになります。
 
また、一つの会社で完結できないこともたくさんあります。たとえば、つくったクルマは販売店の方々に売っていただいてはじめて、お客様に乗っていただけるようになります。
 
仕事は、チームメンバーはもちろん、関連するチーム、会社の人たちがどれだけ真剣に取り組んでくれるかで、その成果が大きく変わります。
 
では、どうすればみんなが真剣に取り組むような仕事の企画ができるのか?
 
企画自体がいい企画でないといけないことはもちろんですが、それだけでは、みんな真剣には取り組んでくれません。人間って、自分以外の人が考えたことをやらされることはなかなか真剣になれないものです。
 
逆に、自分が考えたことは、たとえそれがすごくいい企画ではないとしても、真剣に取り組みます。
 
だから、
 
企画する人はあえて、完璧なものはつくらずに、すきのある原案をつくって、その企画にかかわる人たちが意見を言いやすくして、その意見を反映する。
 
そのプロセスを通じて、たとえば70点の企画を100点の企画にみがきあげていく。
 
そうすれば、その企画はいろんな観点に考慮したいい企画になります。昔書いた究極の妥協がです。
 
そして、そうすれば企画がみんなの企画になります。
 
みんなが自分の企画だとおもって取り組むことができるので、おのずとみんな真剣に取り組むことになります。
 
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」にこんな一節があります。
 
竜馬は議論の勝ち負けということをさほど意に介していないたちであるようだった。むしろ議論に勝つということは相手から名誉を奪い、恨みを残し。実際面で逆効果になることがしばしばあることをこの現実主義者は知っている。
 
仕事というものは全部をやってはいけない。八分まででいい。八分までが困難の道である。あとの二分はだれでもできる。その二分は人にやらせて完成の功をゆずってしまう。それでなければ、大事業というものはできない。
 
合本 竜馬がゆく(一)~(八)【文春e-Books】

合本 竜馬がゆく(一)~(八)【文春e-Books】

 

 

あるいはマイルスデイビスはやりたいことを明確にもち、それを実現できる人を集めて、自分は方向だけを示して、新しい音楽を生み続け、ミュージシャンを育てました。
 
 
完璧でないまま、自分の企画をだして、いろいろ言われるのは嫌なものです。こいつはダメだなと思われるかもしれないこわさもある。
 
でも、それを怖がらず、真剣に考えたことに自信を持ち、企画が育てる必要なプロセスだとおもって、あえて完璧なものにせず、みんなの意見をひきだしていく。
 
仕事が大きくなればなるほど、新しい仕事であればあるほど、大事なポイントだと思います。
 
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt