ヨーロッパの時にいっしょに働いていたメンバーが2年間日本のIT部門に出向して働いていました。
3月末でヨーロッパに帰るというので、彼のお家でホームパーティー。
料理は奥さんがつくったベルギー料理。ナチョスにチーズをのせてオーブンで焼いたもの、お肉の黒ビール煮、そして、ベルギーといえばフライドポテト。
ベルギーではフライドポテトのことをフリッツとよびます。ベルギーの人はフライドポテトを発明したのはベルギー人で、マクドナルドがフレンチフライドポテトとフリッツのことをいうのはフランスの料理みたいでおかしいと怒ります。
そのホームパーティーで、
イギリス人のマネジャーとイギリスのEU離脱の話、EVの話、Woven cityの話、いろんな話をしました。
たいへんでむずかしい時代になったね。Now is difficult time
と僕がいうと、彼はこう言いました。
No, easy. Now is easy to change
むずかしくなんてないよ。今は変革しやすい時だ。
安定しているときは、みんな現状に満足して変化しようとしないけど、不安定なときは、みんな変化や変革に抵抗感がなくなる。だから、今はなんでも挑戦できる。簡単に変えることができる。いい時だ。
彼はそういいながら、これはおまえが繰り返し教えてくれたことだよと言いました。
同じことをしてはいけない。かならず改善することはある。口でいうだけではだましているのと同じ。言ったらやる。やれないことは言わない。
たしかに、ヨーロッパで働いていたとき、みんなにいつもそんなことを言っていました。その頃のことをメンバーがおぼえていて、がんばってくれている。それはとてもうれしいことです。
彼は、ITガジェット好き。これからの技術がどうなっていくかを実際に経験して考えるのが好きなんだそうです。
日本人にくらべると、視野が広くて、長いなぁと感心しました。さすが、太陽が沈まない国と呼ばれた大英帝国の人はちがいます。
そして、そんな彼にこれは昔お前が言っていたことだよと言われると、今の自分をふりかえるキッカケをくれたように思います。
世の中の変化を大きくとらえて、前向きに戦略的に立ちむかおうとする姿勢は是非まねしたいなと思いました。
タイミングでの帰国は新型コロナウィルスのために、いろいろたいへんなことも多いようですが、このことについても、彼はこれをキッカケに在宅勤務とかWEB会議とか新しい働き方へ変えるチャンスにしなきゃいけないと熱弁していました。
Easy to change
なかなか元気の出る言葉です。
必ず学べることはある
学んだことは次の人にわたす
Everything is beautiful, nothing hurt